341. 大変申し訳ございません

皆さん、こんにちは。日本語の先生のりこです。


今日ね、私が住んでいるところは嵐です。嵐。雨がザーザー、風がビュービュー、本当に大変。あの、朝からね、雨がノンストップですね。今お昼の2時です。午後の2時。朝の8時ぐらいからずっと雨が降っていて、今日は散歩に出かけられませんね。なので、散歩に行く代わりに、家に残って、今ポッドキャストを録音しています。


本当に大雨、そして、寒いんだよ!本当に寒い。今ね、気温が9度ぐらいしかないです。9度。あの、北アイルランドに住んでいるんですけれども、ま、今5月です。5月。ま、皆さんがこれを聞くのは6月なんですけれども、今5月。5月の下旬で9度しかないって、冬ですか。冬ですか、これ?寒いんですけど。本当に大変。手が冷えてます。


え、さてね、まず今日は皆さんにお詫びですね。またまたお詫びですね。ごめんなさい。すみませんでした。失礼いたしました。申し訳ありませんでした。いろいろな「ごめんなさい」の言い方がありますね。普通はごめんなさい。ごめん。友達だったら、ごめん。ごめんね。そして、ビジネスのシーンでは、すみませんでした、失礼いたしました、申し訳ありませんでした。ま、いろいろな、はい、敬語がありますよね。


ある方から、敬語についてエピソードの中で話して教えてくださいって言われたんですね。このトピックのリクエストにも答えられそうにないので、今、申し訳ありませんと謝っています。あのね、私ね、私のポッドキャストのスタイルは何か教えるというスタイルではありません。ま、だいぶ前の去年の最初のごろのエピソードでは、文法について説明をしていたり、言葉について説明していたり、よくやっていたんですけれども、どうも話している私がつまらない。つまらないことはしたくない。


何かを教えているというような雰囲気の固くて真面目なポッドキャストにはしたくない。なので、やっぱり私のスタイルは、原稿は書きません。それを書いて、読んだりすることはしない。自由に話す。トピックだけ決めて、自由に話す。そして、そのあとで、トランスクリプトを作る。そういうやり方をしたいんですね。はい、だから、リクエストをもらってもなかなか答えられないことが最近は多いんです。皆さん、本当にごめんなさい。ごめんね。ごめん。すみません。


あの、ただね。敬語についてちょっと話したいんですね。敬語は、皆さん日本人にとっても難しいです。だから、皆さんにとって難しいのは当然です。そして、正直に告白すると、私にも難しい。だってね、私は今イギリスに住んでいて、日本人と話すことがほとんどありません。日本の会社で働いていない。日本の同僚もいない。日本の上司、課長や部長もいません。だから、敬語を話す機会がないので、敬語を使わない。敬語が使えない。そういう状況にいるのが私です。


つまりですね、何が言いたいかというと日本人にだってそういうふうに難しいんだから、皆さんは普通の生活で、敬語が必要ですかってことなんですね。とても丁寧すぎるぐらいの敬語が必要ですか。必要なら、勉強してくださいと私は言いたいんです。つまり、日本の会社で働きたい、日本のクライアントがいる、そういう人は敬語を勉強したほうがもちろんいいでしょう。でも、普通の会話ぐらい、そのぐらいだけマスターしたいという人には、まずはプライオリティじゃないということをはっきり言っておきます。


先日のSteve Kaufmannさんとのポッドキャストのエピソードでも、Steveさんは面白いことを言われていましたね。「中立の表現」を勉強すべき。めちゃくちゃ丁寧な敬語でもない。そして、失礼になるような表現、ま、カジュアルスピーチでもない。です、ます、を使った中立な表現で十分なんですよ。うん、ね、なので、日本語はだれに話しているのか。どんな場面で、どんなシチュエーションで話しているのかによってスピーチスタイルが変わります。なので、なので、ね、あの、カジュアルスピーチを練習したいという気持ちもわかるけれども、敬語を覚えたいという気持ちもわかるけれでも、勉強、すべてを勉強してもそれが実際、自分にとって必要かどうかというのは別なんですよね。


そしてね、Steveさんが言われた中立の言葉っていうのは、本当に面白い表現だなと思いました。あるエピソード、シェアします。この方はですね、日本語をアニメや漫画で勉強してる。で、私はアニメや漫画やドラマでも勉強できると思っています。ただ、ただ、何度も言っているように、気をつけなければいけない表現があってそれをだれにいつ使うによっては本当に失礼になりますね。


この方はですね、「ヤバ、ヤバ」、ま、やばいということなんですけれども、スラングです。ヤバ、ヤバ。それを私のレッスンの中で連発したんです。何度も繰り返し使った。口癖になっているみたいで、私は非常に不愉快でした。嫌な気持ちがした。あの、レッスンの中で、ま、先生に使うような表現じゃないですよね。うーん、そうなんです。だから、自分が好きなアニメや漫画やドラマで勉強してもいいんだけれども、その表現が本当にいつ使えるか、よく考えなければいけません。


さて、話を敬語に戻しましょう。敬語、ね。あの、さっきも、繰り返し言いますけれども、ごめんね、のバリエーションを言いましたよね。ね、そして、そうですね、例えば、何かお願いする言い方はどうですか。お願いする。お願いします。お願いいたします。もしよろしければ、お願いします。していただけますか。していただけますでしょうか。していただけると幸いです。いや、いろいろなバリエーションがあるんですよね。あの、私もね、以前、以前、昔、昔、ね、日本の会社で働いたことがあるし、イギリスの会社で働いていた時にも日本人の同僚が何人かいました。やっぱり、その同僚にメールを送るときには、かなり、ビジネスな感じの、丁寧な表現を使っていましたね。


ね。例えば、ちょっと聞きたいことがあるんだけど。少々お伺いしたい事があるのですが。私、無理。絶対使えない今。なんか、私が言うと不自然ですね。今、いい。今、いいですか。これが、ただいまよろしいでしょうか。少しお時間よろしいでしょうか。や、敬語は難しいです。


あの、たぶん、私の人生、この残りの人生、敬語を使うことはあまりないんじゃないかな。このままフリーランスとして働いていけば、敬語を使うことはあまりないと思います。そして、皆さん、もし、本当に敬語が必要で日本の会社で働くからとかね、そういう理由で敬語を勉強したかったら、ビジネス日本語を専門に教えている日本語の先生を探すべきだと思いますね。


はい、今日はよくわからない話やっちゃったね、またね。敬語は難しいという話ですよ。そして、リクエストをもらったけれども、敬語について教えることができませんでした。その方に個人的にお詫び申し上げます。心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。はい、以上です。


Special Thanks go to Karenトランスクリプトを作ってくれました。Thank you!


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