148. 土用丑の日(どよううしのひ)、夏にうなぎを食べよう!

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皆さん、こんにちは。今日はリクエストがありました。「土用の丑の日とうなぎについて話してください」と言うことなので、話してみます。 

 

土用の丑の日、うなぎを食べよう。 

 

日本に住んでいたらですね、これからの季節、6月、7月、8月、スーパーにはですね、土用丑の日、うなぎを食べよう、みたいなマーケティングのメッセージ、キャッチコピーがたくさん出てきます。 

 

そして、町にあるうなぎ屋さんも大繁盛。みんな、うなぎのかば焼きを食べたいんだね。日本人はうなぎのかば焼きが好きなんです。どうしてでしょうか。 

 

まず、土用の丑の日について簡単に話します。うまく説明できるかなー、ちょっと難しい。この土用っていうのは saturday の土曜じゃありません。まったく漢字が違いますから、ちょっと確認してみてください。 

 

古く古く、昔々、日本では中国から伝わってきたカレンダーの数え方、季節の考え方があったんですね。その中で立春、立夏、立秋、立冬という季節の考え方があります。 

 

立春っていうのは first day of spring 、立夏 - first day of summer、じゃ、立秋 - first day of autumn、立冬 - first day of winter。ね、そういう考え方があるんですね。 

 

このそれぞれの立春、立夏、立秋、立冬の前のそれぞれの18日間を土用と呼んでいたそうです。私にはそれ以上詳しく説明できません。難しいです。 

 

とにかくこの昔の暦の考え方で決まった日が土用丑の日と呼ばれる日だそうです。つまり、春、夏、秋、冬、それぞれに土用の丑の日があるんだね。 

 

でも、特に夏うなぎと結び付けてマーケティングのキャンペーンが行われるんです。うなぎを食べてください。土用丑の日、うなぎを食べてください。どうしてでしょうか。 

 

まず、夏の土用の丑の日は本当に暑い時にあります。7月とか8月。毎年変わるんだけれども、本当に暑い時なんですね。日本の夏はめちゃくちゃ暑い。湿度も高い、気温も高い。汗がたくさん出る。そして、食欲が落ちる。あんまり食べたくない。そんな感じなんですね。 

 

でも、うなぎっていうのはビタミンがたくさんあって、うなぎを食べると、元気になる、スタミナが出る、夏バテ防止、疲労回復になるってよく言われてるんです。

 

ですから、このマーケティングのキャンペーンを考えた人は土用の丑の日、暑い日にうなぎを食べて、元気をつけよう、元気になろうと考えたわけですね。 

 

でも、いろいろ調べてみると、この土用の丑の日、うなぎを食べるという習慣が始まったのは江戸時代だそうです。お侍さんの時代に、江戸時代のごろからうなぎ屋さんが「丑の日にうなぎを食べよう」、そうとすれば、夏に勝てる、暑さに乗り切れるというようなことを言い始めたと言われています。これは、本当かどうか私には分かりません。 

 

という風に、夏、暑くて夏バテして、あんまり食欲がない、でも、何か食べたい、元気になりたいって言った時にうなぎを食べようっていう考え方が日本にはあるんです。 ですから、この時期によくスーパーでもうなぎのかば焼きが売られています。

 

皆さんは食べたことがあるかな。味付けはかば焼きね、結構甘くておいしいんですよ。私は好きです。ベルファストでは、うなぎのかば焼きを食べられるところはありませんが、アジアンスーパーマーケットで冷凍のうなぎのかば焼きを買うことができます。 

 

実は今日の夜ご飯はうなぎのかば焼きでした。その冷凍のうなぎのかば焼きを自分で作って、ご飯の上にのせて、うなぎ丼にして食べたんです。 

 

皆さんの住んでいることろでは夏はどんな感じですか。日本みたいに湿気が強い、湿度が強い、温度が高い、気温が高い、じめじめしていて、あー、あまり物が食べたくない、食欲がない、そんな感じになりますか。そんな時、何を食べますか。 

 

日本ではですね。夏冷たいソーメン、冷たいうどん、後、冷麺といったラーメンの冷たいバージョンもあったりして、冷たい食べ物をみんな食べたくなる、暑いからね。そんなこともありますが、それとは全く逆で、このうなぎのかば焼きはちょっとカロリー高め、ね。heavyな食べ物ですね。でも、食べると元気になると言われています。 

 

それでは、今日はちょっと難しいっていうか、私がうまく説明できたかどうか分からないんだけれども、土用丑の日、うなぎを食べるということについて話してみました。 

 

それでは、また明日。 

 

土用丑の日(どよううしのひ)day of the ox in midsummer, dog days of summer

うなぎ eel

キャッチコピー catchphrase 

マーケティング marketing 

キャンペーン campaign 

蒲焼き(かばやき)eel/loach dipped and broiled in soy-based sauce 

カレンダー calendar 

立春(りっしゅん)first day of spring 

立夏(りっか)first day of summer 

立秋(りっしゅう)first day of autumn 

立冬(りっとう)first day of winter 

暦(こよみ)almanac, calendar 

結びつける(むすびつける)to be related, connected 

湿度(しつど)level of humidity 

食欲(しょくよく)appetite 

ビタミン vitamin 

スタミナ stamina 

夏バテ防止(なつばてぼうし)heat fatigue prevention 

疲労回復(ひろうかいふく)recovery from exhaustion 

江戸時代(えどじだい)the Edo period

夏に勝てる(なつにかてる)beat the summer 

乗り切る(のりきる)→乗り切れる(のりきれる)to get through, survive 

冷凍(れいとう)cold storage, refrigeration 

うなぎ丼(どん)bowl of eel and rice 

ジメジメする damp, humid 

冷麺(れいめん)cold noodles

逆(ぎゃく)reverse, opposition 

カロリー calorie 


Special Thanks go to Maria and Donna. トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!

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Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

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