320. いきがいについて
皆さん、こんにちは。日本語の先生のりこです。
今日はとても難しい話をします。今日のトピックは生きがい(いきがい)、生きがいについて話します。
皆さん、生きがいという言葉、聞いたことがありますか。
まず、今日これを話そうと思ったきっかけから話します。
先日の私のClubhouseでの、ま、フリーチャットルーム。先日のトピックは「皆さんの好きな日本語の言葉やフレーズを教えてください」というトピックでした。
一人のスピーカーさんが話してくれた、彼女の好きな言葉は「生きがい」だったんです。生きがい。
生きがいっていうのは、いや、日本独特の価値観を表す言葉で、なかなかうまく説明できないですね。ま、辞書で調べると「人生の価値、生きていく喜び」。他の言葉で言い変えると、「やりがい」とか「こだわり」みたいな意味を持ちます。そして、「生きがいを感じる」という言い方もあるんです。
生きがいを感じる。これはですね、自分の、自分自身の存在に価値があると感じることができる。そして、なにか大切なものがあって、それがあるから自分は生きていける。そう思うこと、これが生きがいを感じる。
難しいよね。難しい。
例えばですね、例えば、なにか人生をかけて、一生をかけて、これをやり遂げたい、続けたいと思う自分の目標や夢や好きなことがある、人生の目標がある、そういう人は、毎日生きがいを感じているかもしれません。
皆さんは毎日生きがいを感じていますか。
Clubhouseでのルームでね、私はそのスピーカーさんが、「生きがいという言葉が好きです」と聞いたときに感動しました。なんて難しい言葉をこの人は知っているんだろう。そして、確かに生きがいって美しい言葉だなと思ったんだね。日本語らしい言葉だと思います。
私は今の生活、特にこのポッドキャストをやって、いろいろな人と出会って、世界中の人に、私のポッドキャストが役に立ちます、楽しいです、と言ってもらえる。もっともっと役に立ちたい、もっともっとポッドキャストをしたい。そして、教えること、日本語を教えること。日本語教師としての仕事、とても生きがいを感じています。
本当です。毎日が楽しいですね。
私のポッドキャストを、エピソード1からずっと聞いてくれている人は、よく知っていると思うんですけれども、私は去年の5月まで、イギリスで会社員の仕事をしていました。そして、週末だけ、本当に短い間だけ、週末の時間だけ、日本語を教えていた。つまり、日本語の教師は、教師としての仕事は副業、パートタイムだったんですね。
でも、50歳を目前に自分の人生を考えた時に、これでいいのかな。今人生100年時代です、きっと私は長生きする。長生きするけど、あんまり好きじゃない仕事をやっていくのはどうなのかな。もっと自分が好きなことをやりたい。そう思ったときに、日本語教師のフルタイムに戻ろうと思ったんですよね。
そして、全然迷いはなかった。スパッと会社員の仕事をやめて、去年の5月からフルタイムで日本語を教えています。
そして、フリーランサーだからこそ、もっと自由に時間が使えて、ポッドキャストもできるし、Youtubeもできるし、いろいろなことがもっともっとできるようになりました。
本当にこれは私にとっての人生の目的、楽しみかもしれません。そういう意味では今の私の生活は楽しい。そして、やりたいと思っていることが毎日できている。生きがいを感じる毎日です。
ま、ちょっとかっこよく言い過ぎかもしれませんが、この生きがい、皆さんどうですか。
今ね、コロナの時代で毎日同じだと思うんですよ。旅行には行けませんよ。私達が住んでいる地域は、まだレストランも開いていない。美味しい食事をレストランですることもできません。つまらないですよね。
でもね、何か、何か、目標がないとか、夢がない、モチベーションが上がらないと今思っている人は、ゆっくりと何か時間をかけて、自分の生きがいを見つけてみてください。何か人生の目標、一生をかけて、これをやりたい、続けたいと思うような目標や夢や好きなことが皆さんも見つかるといいですね。応援しています。
ということで、今日は生きがいとか、生きがいを感じるということについて話してみました。
それでは、またね!
単語のリスト
独特:どくとく
価値観:かちかん
やり遂げる:やりとげる
役に立つ:やくにたつ
副業:ふくぎょう
戻る:もどる
応援:おうえん
Special Thanks go to Karenトランスクリプトを作ってくれました。Thank you!
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