333. 特別インタビューSteve Kaufmann さん

🎥Steve Kaufmann YouTube

https://www.youtube.com/user/lingosteve

Noriko

はじめまして。


Steve

はじめまして。


Noriko

はい、あの、私はLearn Japanese with Noriko をやってます、Norikoといいます。今日はよろしくお願いします。


Steve

よろしくお願いします。


Noriko

はい、あの、スティーブさん、今日たくさん質問を用意したので、ぜひいろいろお答えください。


Steve

はい


Noriko

はい、ではまず簡単に自己紹介をお願いします。


Steve

はい、それでは私が普通にカナダのバンクーバーに住んでいます。今 75 歳ですから、もうおじいさんですよ。しかし言葉の勉強に対して非常に興味があります。僕のキャリアにおいてはですね。まず最初の 7 年間は外交官だったんですよね。中国語とそれから日本語も勉強したわけですよ。そしてその後、木材業界にいた、 40 年ぐらい、もう木材業界にいたんですよ。そしてかなり日本と関係がありました。カナダの木材を日本に輸出したわけです。そして日本の木材業界のいろんな方々と取引及び関係を、及び友達がいたわけですよ。ま、そういう関係で、日本語も少しずつ、こう、あれですよ、使えるようになりました、と。


Steve

そして 15 年前です、息子と一緒にLingQという、その言葉を勉強するためのPlatformを作りました。自分もですね、60 歳以降からですね、ま、あれですよ、ロシア語、韓国語、アラビア語、いろんな言葉を勉強するようになったわけです、だいたい10ぐらいの言葉を ですね、60 歳を超えてから勉強っていうか、全部そのマスターというわけじゃないんだけども。非常に楽しく言葉を勉強してる。そして言葉を勉強するにおいてはですね、楽しさというのが一番大切だと思います。そして、YouTube チャンネルを持ってます。


Noriko

私もフォローしています。


Steve

あ、どうもありがとう。


Noriko

あの、実は次の質問はもうスティーブさんが言われたんですが年齢の話だったんですね。あの、 75 歳ということでよく言語の勉強をしたいけれども歳だからとか今からでもできるかなという方は多いと思うんですけれども、Steveさんは年齢をとっていても歳をとっていても語学の勉強をマスターできると思っている、そういうことですよね。


Steve

そういうことです。でも、まず、しかしね、その言葉をですね、マスターっていうのが無理です。


Noriko

ですか?


Steve

自分の母国語でさえマスターできないから外国語をマスターするのがちょっと野心が大きすぎる。ただ楽しく言葉を勉強する、それはできる。言葉を使える、言葉を通じて別な国、別な文化、別な歴史、新しい友達、テレビ番組、映画、本、いろんな形でですね、楽しむことができます。年齢をとっても。ただもちろん 、その、1 つの言葉しか知らない人、たとえば日本語しか知りません。英語しか知りません、そういう人たちにとっては ですね、1 本目の外国語がね、難しいんですよ。


Steve

というのは、頭脳がね、弾力性がないわけです。だから発音は違うんだ。音が違うんだ。その言葉の構造が違うんだ。非常にそれに対する抵抗感があるわけなんですよね。受け入れないんですよね。だけども 1 本目の外国語を、それを克服した後でですね、だんだんとやりやすくなります。だから始まるしかないんです。始まるしかないんです。やるしかないんです。そしてある人は早く勉強できる、ある人はもっとゆっくりと、(年齢は)関係ないんですよ。


Steve

楽しく勉強すればいいわけですよね。


Noriko

ですよね、それが一番大切ですよね。じゃ、スティーブさん、一番最近に始めた言語は何なんですか。ペルシャ語ですか。


Steve

そうです。あの、僕はやはりロマン。フランス、スペイン、ポルトガルをやったわけです。それで、ま、東洋アジアをはじめまして、日本語や中国語、韓国語、それから、スラブ系、ロシア語、ウクライナ語、今は中近東について勉強したいということで、


Steve

やはりアラビア語、ペルシア語とトルコ語を同時に、っていうか、その、3 カ月間おきに三つの言葉を勉強することを決めたわけですよ。だから最近はその・・・・


Noriko

あ、そうなんですね。じゃ、最近は 3 カ月のルーティンで、どういう感じで?


Steve

そうそう、しかし、しかしね、僕はそれを、ま、計画はこうだったんだけども、実際にはですね、ペルシャ語、アラビア語、アラビアの文字を使っていますよね。そして私は、その言葉を勉強するにはですね、やはり読むことが非常に大事なんですよ。聞くだけではですね、覚えないんですよ。新しい単語なんかはなかなか記憶できない。だけども、それを読めば、聞けば読めば、聞く読む、聞く読む、これで少しずつ、その、新しい、その、語彙が増えてくる。だけどもやはりトルコ語はですね、ラテン文字で書いてありますから、読みやすいんですよ。


Steve

だから、もっと、そしてアラビアの文字、その、いわゆる、我々知ってますよ、どういうふうに発音、ま、難しいですけど。ま、まあまあわかるけれども、その、脳はそれに慣れるまでにはたくさんたくさん読まないといけない、ということで、それじゃあアラビア文字に中心に、だから、やろうと決めたわけです。トルコ語は置いといて、もし、将来また戻ってきます。だから、今アラビア語を・・・


Noriko

たくさんたくさん読んでる。今たくさんたくさん読んでるんですね。


Steve

ま、できるだけ読み、というのはね、まだLingQを使ってますから。読めばわからないと、辞書ですぐ調べられるわけでしょう。そしてその単語も保存することもできるし。そしてだいたい読む内容が、あの、オーディオもあるわけですよ。聞いて読んで聞いて読んで、それの繰り返し。本でね、アラビア語とかペルシャ語を読むのはもう難しすぎる、難しすぎる。あの、というのはね、アラビア語とかペルシャ語ですね、その、文字が 1 対 1 、その発音とは 1対1 じゃないんですよ。


Noriko

あ、そうなんですね。


Steve

スペイン語はまったく一対一でしょう。で、英語はそうじゃないんですよね。英語はそうじゃないんですよ。一緒じゃない。日本語とかハングルですね、文字が違うんだけども大体 1 対 1ですよ。知らない単語でも大体どういうふうに発音するかもうわかる。


Noriko

なんとなく想像ができる、うんうん。


Steve

想像できる。アラビア語とペルシャ語、そうじゃない。だから難しいんですよ。


Noriko

いや、でも毎日その勉強は楽しいですか、Steveさん。


Steve

楽しいですよ。非常に楽しいです。例えばイランにですね、女性の方が、いろんな面白い、そのレッスンをですね、我々のLingQのために作ってくれるんですよ。イランの歴史、イラクの歴史、そして歴史、 26 、そのレッスンがあるわけですよ。各レッスンにはですね、彼女はその、いろんな質問をうつ、その質問を答えるわけです。だから、別に別に何も考える必要はない。ただ同じその語彙をですね、繰り返していく、この年にこの王様はこうした、と。「この年に王様はしましたか」「はい、しました。」と。この繰り返しでですね、全部、そしてイランの歴史について勉強できる。今彼女はイランの料理について、そして、今は、日本、その、有名な映画の監督さん、イランの。


Steve

これについてのレッスンも作ってくれるわけですよ。だから、いろんなことを勉強できる。で、ときどきインターネットを通じて話もする。イラン、ペルシャ語とか、アラブ、カイロの非常に楽しいチューターがありましてね。モハメッドさんと、彼といろいろ話をしていく。だから言葉だけじゃなくて、幅広く、この、今までほとんど知識が非常に少なかった、そのイランとかアラブの世界についてはね、言葉を通じていろいろdiscoverできるわけですよ。発見できる。


Noriko

分かりました。あの、次の質問いいですか、スティーブさん。


Steve

ええ、どうぞ。


Noriko

あの、もし、もしですね。これ、「もし」の話なんですけど、スティーブさんがこれから日本語を勉強する。ゼロ、日本語の知識がゼロとして、勉強を始めるとしたら、昔のやり方と今のやり方は違いますか。


Steve

基本的にはね、その、やり方は同じですよ。だから、たくさん聞いてたくさん読む。ただ、50年前はですね、その、インターネットはなかった。 MP 3 ファイルはなかった。たとえば、日本語を勉強するにはですね、jishoという辞書があるわけでしょ。インターネットの、非常に便利。僕の時代にはそれがなかった。だから前に比べてやりやすくなってます、やりやすくなっています。ドラマはNetflixで日本語のドラマを探せばある。YouTubeでも日本語の、そのなにも、その、映画もあるわけですよ。そしてそれもたとえば、LingQ でね、Web ブラウザのエクステンションがあります。それを導入して勉強できる。


Steve

前はね、私は日本語を勉強したときに、なにも、それはなかったです。だから非常に難しかったです。難しかった。だけでもゼロからスタートすればやはりまず読む、読むこと。ひらがな、とりあえずひらがな、そして、ま、できるだけ早いうちにローマ字じゃなくてひらがなで読む。そして、いや、僕の場合は中国語を前に勉強したことがあったわけですから、漢字はだいたい、かなりわかっていたわけですけれども、漢字の知らない人にはできるだけ漢字も、早いうちに、もう始まって勉強する。そしてたくさん聞く。そういうことですね、だから、


Steve

しかし、ま、あの、人のニーズにもよりますから日本に住んでて友達がいて読む必要がないから、限られた語彙で、「こんにちは、げんきですか」それで済むならそれでもいいけれども。もし将来日本の映画も日本も本もテレビも理解したいと、そういう、その気持ちがあれば、やはり読むことが非常に大事。


Noriko

うんうん、そうか、じゃ、やっぱり、読むこと、読むことが大切なんですね、インプットとして


Steve

そうです、と思います。


Noriko

わかりました。じゃ、次はですね、私この質問を私のリスナーさんからもらったんですが、その質問は「アニメやドラマで日本語を勉強するのはよくないですか。悪い日本語、汚い日本語が身に付いてしまいますか。」っていうという質問だったんですね。Steveさんだったらこの質問にどう答えますか。


Steve

あの、自分が面白いと思っている内容から勉強するのは非常に大切ですから。だからアニメが好きであれば、そしてアニメのために、日本語に対して憧れが出てきているとか、好きというような人も多いわけです。だから、それが悪いと言えない。私はアニメについて何も知りませんから。ただ日本人と少なくとも私の時代、私、日本に住んでいた頃、できるだけ中立的な日本語を使っていたわけですよ。非常に丁寧な日本語は必要はない。


Steve

しかしroughな日本語も必要によっては、(Sorry I don't understand this part) ......少なくともビジネスにおいて......


Noriko

よくないですね。


Steve

よくないです。だからそのへん、だから中立的な、「何も申し上げられませす」とか言いませんよ。ただ非常にroughな日本語も避けたほうがいいです。それは日本語だけじゃないんです。どの言葉でも、その、たとえば、英語を勉強している人が、すぐスラングを使いたいとか、swear wordsなんか使いたい、それは汚い。聞きづらい。本人が、その、本当に、あの、日本語のレベルが非常に高く、高い、高くなったときに、どんな場面でどの程度のラフな言葉、丁寧な言葉を使えるか、それ感じる時ではいいんですけれども、それがないときにいきなりラフを使ってみたり、です。


Noriko

それはたぶん大失敗しますね。


Steve

大失敗します。どんな言葉でも、どんな言葉でも。


Noriko

なので好きなコンテンツで興味を持つのはいいけれどもやっぱりその辺を気をつけながら勉強しなきゃいけないってことですね。


Steve

そうです、それは気をつけないと。だから場合によっては友達に聞いてそれを使っていいですか。どんな場面で使っていいですか。あるいは、その、やはり興味、たとえば、アニメに対して興味があるから、それ、いいんですけれども、それでないような、もっと中立的な日本語の、まあまあ興味がある内容も聞いたほうがいいです。


Steve

もしその語彙が、使える語彙は全部そんな・・・・ま、しかし、あの、僕はアニメについては何も知らないから、どれほど汚い日本語か知りません


Noriko

うんうん、いや、でもたぶん、本当に、あの、なんですかね、カジュアルすぎる表現はよく出てきますね。アニメの中で。


Steve

ああ、そうですか。


Noriko

そう思います。わかりました。ありがとうございます。じゃ、あの、次の質問は言語学習とその経験と、ちょっと大きな話なんですけど人生について話したいんですけど、あの、語学学習を長くしていて、いろいろな経験、スキルを伸ばして、その経験がですね、人生において役に立っていると思うことがありますか。


Steve

あの、人生、と大きく言うとですね、


Noriko

そう、ごめんなさい、大きんですけど。


Steve

だから、人生当然、その、いろんな言葉を勉強したことによってですね、いろんな国いろんな文化、いろんな歴史、知ることができて、ある程度わかるように、味わうことができるわけですね。それは一つの、一人のその人生にとっては非常に楽しいですよ。あの、一つの国の一つの村に住むしかない人に比べて、もちろんその1つの国の 1 つの村、友達がいて家族もいて、それはそれでいいんですけども、やはりある程度世界、こういう国もある、こういうものの見方もある。


Steve

こういう文化もある。それのほうが、楽しい。それが一つ。それからもう 一つ はですね、あの、仕事においては、仕事というのは、もういろんなその、あれですよ、機会、どんな機会があなたのところに来るかという問題ですよね。知っている言葉が多いほど新しいopportunityですね、機会がやってくるわけですよ。で、だからいろんな可能性から開いてくる。だから仕事の上でもですね、そしてま、文化的に、そして個人的に、友達ができる、いろんな、その、違った国、違った文化、違った言葉の友達ができる、それは豊かですよ。


Steve

ある意味では。そういう風なバラエティ、いろんな人からいろんな関係ができるっていうのは楽しい


Noriko

そうですよね。あの、私は今韓国語を勉強しているんですが 1 年、 1 年ちょっとなんですけど、やっぱり、動機というか、目的は、友達を作りたい。友達と話したい。コミュニケーションをとりたいっていうのが一番ですね。


Steve

そうです。


Noriko

そうそう。


Steve

楽しいですね。


Noriko

はい、楽しいです。


Steve

韓国語で、おそらく韓国語で韓国人とコミュニケーションするときに楽しいですよ。


Noriko

はい、そう思います。そうしたいです。


Steve

一種の遊びですよ。


Noriko

やっぱりそこですね。だから何か人生の楽しみ、この生き方が深くなるというか。人と出会って、自分もたくさん学べるというところですよね。


Steve

そうですね。


Noriko

次はポッドキャストについて意見を聞きたいんですが、私は中級以上をターゲットにして 1 年以上ポッドキャストをしているんですね。たぶんスティーブさんも語学の勉強でポッドキャストを使っていると思うんですが、スティーブさんのポッドキャストを使った勉強方法を、ちょっとシェアしていただいてもいいでしょうか。


Steve

はい、私の場合はですね、そのポッドキャストはですね、できるだけ、そのネイティブに対するポッドキャストを使ってます。というのは、最初、初期のときにもっと簡単な内容が必要なんですよね。だからうちのLingQのときにミニストーリーがあるわけでしょう、繰り返し繰り返し。しかし、ある程度になったら、オーセンティックな本物の内容を聞きたい、本物であるということ自体が魅力的である。だけども、その本物、いわゆるそういう本物のポッドキャストの中にもですね、二種類あるんですよ。おそらくのり子さんのポッドキャストが、その、たとえば、僕の知っているフランス語「Français authentique」とかね、そういういろんな人たちが、自然的な話、興味のある話、しかし、ややわかりやすい、そういう、本物ではあるけれども非常に難しい、ではない。


Steve

それは必要ですよ。問題は、あの、たぶん僕は今日本語を勉強していないけれども、探そうと思えば多分日本語のポッドキャスト、考える、科学について、政治について、経済について、色々あると思うんですよ。


Noriko

あります。


Steve

しかし難しすぎる、難しすぎる。中間ぐらいの、だから初歩、初歩者じゃなくて、中間ぐらいの人たちの、しかし本物らしい、面白い。それから、ポッドキャスト、もう 1 つ大切なのは、おそらくのりこさんのポッドキャストはそうだと思うんですけども。まず話する、それからトランスクリプトを、テキストを作る。教科書の、いわゆる宿命的に弱点というのは、その、内容が、テキストが書いてから読む。つまらない、読む人の声もつまらない。読む人もつまらない。すべてつまならい。じゃ、そうじゃなくて、面白く、まず話しをする。それから、しかし、トランスクリプトは絶対必要です。


Steve

必要です。多分、あの、典子さんの、知りませんけれども、典子さんのポッドキャスト、聞く人はこれがやや難しいというのが一番いいわけですよ。もしそれが全部分かったら、Easyだと、それほどためになりません。だからやや難しい、新しい表現がある、と。だからやはりテキストが必要です。聞きて、50パーセント分かりましたと。それじゃ、今度、テキストを読みます。新しい単語も場合によっては整備します、ま、LingQであれば、整備します、勉強します。もう一度聞きます。そのへんのやや難しい、やや難しいというのが大切。


Steve

でも僕の場合は残念ながらアラビア語でそういうのはない。ペルシャ語の場合は、イランの女の方がいろいろ作ってくれるからいいわけですよ。しかし本物のポッドキャスト、あるいは、アラビア語の場合はアルジャジーラという放送局がありますので、それをしょうがないから、僕にとってはちょっと難しすぎる、難し、難しすぎるけれども聞いて、それからウェブサイトでですね、自動的にトランスクリプション、そういうサービスがあるんですよ。人に払って、全部書いてもらうというのは高すぎるから。


Steve

だからオートマチックで自動的にそれをテキストに変わるサービスがあるけれども 、ま、90 、前はもっと悪かったけど、今は、 98 パーセント正しいですから。そしたら難しいポッドキャストを聞いて、10-20パーセントしかわかならい、今度そのオーディオファイルを、ウェッブサイトに送って、そのテキストをもらって、それをまたLingQに導入して、知らない単語も調べて、もう一度難しいポッドキャストを聞きます。しかし、もしアラビア語の場合はのりこさんのような、あるいは「Français authentique」、いろいろ、スペイン語、いろいろな例があるけれども、そういう面白い自然的な、やや、ほぼ本物。しかし、ややわかりやすいようなポッドキャストであれば、最高だと思います


Noriko

今の、次の 2 つの質問にもう全て答えていただいたんですけど、すごい面白かったです。


Noriko

私はトランスクリプトを作っているんですが、やっぱり録音したあとに文字起こしをしているんですね。本当に。私はトランスクリプトが本当に役に立っていると思って信じて作っているんですけど、今このスティーブさんの言葉を聞いて本当にうれしくなりました。私がやっていることは間違いじゃないと思いました。


Steve

非常に大切、トランスクリプトがないとですね、同じ内容を何回聞いてもわからないというのはつまらないんですよ。つまらないんですよ。聞いても分からない、後、読めばわかる。それじゃあ、自分が一つ進歩しているような感じがあるわけですよ、それで勉強できるわけですよ。で、もう 1 つはですね、やはりまず話をする。その、自然の声、自然の考えていること。何でもいいけども、やはり自然的に話をして、それからトランスクリプトを作る。それが最高です。


Noriko

わかりました、いや、いいです。で、もう一つさっき出てきたんですがポッドキャストの選び方で自分のレベルよりちょっと難しいものにチャレンジするほうがいい。ただでね、私、よくこれも質問をもらうんですけれども、自分のレベルにちょうどいいものを聞いて、ある程度理解できるものを聞く方がいいんじゃないですかって、よく言われるんですね、というのが、ごめんなさい。あの、私の、例えば中級以上をターゲットとしたポッドキャストを初級の方が聞いたら、本当に全然分からない、と。


Noriko

じゃあ、そのポッドキャストを聞く意味がない。時間の無駄なんじゃないかってよく聞かれるんですけれども、その選び方、ちょうどいいレベルか、ちょっと上がいいのか、っていうのを、もう一度ちょっと意見を聞かせていただいてもよろしいでしょうか。


Steve

そうですね。聞きやすいっていうか、だいたいわかるようなものを聞いてもいいんですよ。悪いことはない、というのは、その中に聞いてわかるけれど使えないような構造、expressionもあるわけですよね。だからもし内容そのものが面白ければ、それで聞いて、その中にまた注意する、ああ!そういう言い方もあるんだ!、そうですね、だからゼロじゃないんですよ。ただ新しい単語を、新しい、その知らない単語を勉強するには、例えば僕の場合は、LingQの場合は知らない単語が何パーセントあるかというのはね、でるわけでしょ。


Steve

だから僕はオンラインの辞書があれば、 15 パーセント知らない単語があってもいい。もし本を読めばもう 2、3 パーセントしか、あれですよ。5パーセント じゃ、もう難しすぎます。だけども、オンラインで読むと調べられる。音、オーディオも聞ける。だから 15 パーセントくらい 、10 から 15 パーセントくらい知らない単語というのは、いわゆるSweet Spotというんですよね。 30 パーセントじゃ多すぎる。


Noriko

わかりました。じゃあ、そのぐらいのレベルのものを狙って、あと本当にトランスクリプトがあるものが最高、ベストということですね。


Steve

そうです、しかしそれは人にもよります。 どれほどね、本人が、そういう不安定さ、「わからなかった」、それを、その、あれですよ、あの、あってもいいというかね。その本人によって違いますよね。ある人は全部わからなければ、イライラするわけでしょ。ある人は別に、僕にとっては、構いません。 20パーセント、分からなかった、構いません。だけども、全部分かっていてもですね、それもプラスですよ。内容が面白ければいい。要はですね、読む聞くによって脳が新しい言葉に慣れてくる。


Steve

慣れてくる。だから、例えば、 15 パーセントの新しい単語があるとしますか。まあ、そのうち、その、人の名前とかあるわけですから。だから 15 -5、10パーセント 知らない単語があるとしますか、それじゃあ、この10パーセントの新しい単語は少しずつこれから勉強する。また出てきたら出てきたら最終的にはわかるようになるだろうけれども、しかしあとの、 90 パーセントはですね、85パーセントです ね、それの繰り返しもいいわけですね。それの繰り返し、ま、確認というか、繰り返し、そういう言葉の使い方、この言葉とこの言葉が一緒になるんだと。


Steve

そのへんのね、全部脳にとっては新しい習慣、ですから、新しい言葉を聞き取る、使える、すべていいですよ。声の生。声の楽しさ、声の熱意、それは非常に大切です。あの、脳のいわゆる研究者の 1 つの結果、こないだ読んだ文章、内容だったけど。やはり声が熱意があると。だからお母さんがね、あるいはお父さんが子供に対して何か読みますよね。もしお父さん、お母さんが興味ないと。


Steve

つまらない声で読みますと、子どもにはだめ。それよりも、お母さんは自分が好きな、非常に子どもにとって分かりにくいけれども、非常に熱意でそれを読み上げると子どもにはいいわけです。


Noriko

その気持ちを込めた部分ですよね。


Steve

気持ち、大事です。そうです。だからその本人がその内容が面白い、だからCookingが、あるいは山登り、何でもいいですけれども、それが明らかに読んでいる人がそれが楽しいと思っていると、それはつながるんですよ。伝わる、伝わる、その聞く人にとって。


Noriko

そう思います。私もそう信じてますね。ありがとうございます。じゃあ次の質問いいですか。スティーブさん。今度はですね。これ、まったく違う質問なんですが、スティーブさんの普通の1日のルーティンをちょっと知りたいんですね。というのが 1 日の中にどのように語学学習が、朝するのか、昼するのかわかりませんが、ルーティン化しているのか、そのへんの、なんか、朝から晩まで、寝るまでの、なんか、簡単な流れを話していただけたら嬉しいです。


Steve

はい、一番やりやすい勉強方法はですね、聞くことなんですよ。だからポッドキャストは最高にいいです。で、僕は朝、家内よりも早く起きます。


Noriko

何時ぐらいに



7時、7時半。それで朝ご飯をだいたい自分が作るんですよ。すべてそして整理するのも僕。それに夜も、彼女は料理作りますけど僕は全部整理します。だからすべてそういう家事、そういう家での仕事はですね、やってるときには聞きます。


Noriko

いつも


Steve

それは全部、全部じゃないけども、かなり。それが一番勉強時間の、勉強時間としては一番多いわけです。聞くとさっき言いましたいましたように分かってたのは 30パーセント、 60 パーセント、80パーセント。


Steve

あとはそれが分からなかった部分、読むわけでしょ。それは、その時間を探すのはもっと難しい、というのは、その日は、ワイフと何か計画があるとしますか、ショッピングか、ゴルフか、なんか。ま、僕はリタイアしてるから。仕事は、あれですね、その時間を探すのは難しい。だけどそれは場合によっては朝。場合によっては夜 30 分。場合によっては 1 時間、で、最近、その、やはりペルシャ語で話をしたかったんですよ。インプット、インプット、インプット、最終的には話したいわけでしょ。そして、会話というか、話をするのも大事ですよ。


Steve

だから週2, 3 回ですね、その、インターネット通じて、あの、ペルシャ、イランの人と話をしている、あの、だから合わせて、だから、3 回なら 1 時間ずつ、3時間、1 週間でですね。しかし、いつというか、それは相手の人の時間にとってや、いろんなことによっては、場合によっては朝、場合によっては・・・・。


Noriko

うん、なるほど、じゃあ毎日たくさん聞いて、そして空いているときに読むそして話すというのを入れていってるってことですね。


Noriko

じゃ、ほぼ毎日


Steve

それからもう一つですね、そして、いずれ僕、本を買いますよ。アラビア語にしても、ペルシャ語にしても。時々それを見ています。ちょっとこの文法的な説明をもう一度読んで、その、すでに経験したあるような構造とかパターンがね、今度文法の説明の中で、それ見つかると、ああ!なるほど!。だけども、文法だけじゃ難しいですね。ある程度、その文法的説明が、その自分が経験したあるものと関係がないとなかなか取り入れにくいんですよね。時々それを見ることが役に立つと思うんですよ。


Noriko

ああ、わかりました。それでは次なんですが、あの、私は本当にスティーブさんのチャンネルをフォローしていて、いつもコンテンツを見ているんですね。


Noriko

で、見ればとても元気になる。モチベーションが上がるんです。それはたぶんスティーブさんが本当にいつもポジティブで元気だからだと思うんですが。元気の秘訣ってありますか。元気の秘訣、なにか。元気、健康のために。元気のために。


Steve

何でも、その、やはり人間というのは自分の態度。自分の熱意、その中からモノが出てくるわけでしょ。それが大切。しかし人が病気であればそういうポジティブになれるのは難しくなる。


Steve

だから僕は、例えば、スポーツや訓練をやる。その、エクササイズですね、それは必ず毎日やりますよ。それをやることによって、エネジー が出てきますよ。これ、出てきます。簡単に、朝、例えば、Appで7、7分間のエクササイズですね、僕の iPhone でやるわけです、なんかやらないと。そして健康的に、その、食生活ていうか、食事の、その何を食べるかにもよるわけですよ。だから、ま、それは、家内は、非常に野菜も多くて、非常に健康的な食事を作るわけです。だから、しかし、やはり僕はいつもポジティブですよ。


Noriko

いや、それはすごく大切と思います。そこからですよね。それが本当にビデオで私たちに伝わっているので本当に素晴らしいと思います。それでは本当に最後になってきたんですけれども今コロナで旅行に行けないじゃないですか。この状況が落ち着いたらスティーブさんまずどこの国に行きたいですか。


Steve

いろいろ、いろいろある。例えば、日本、この間、ワイフとゴルフやりながらね、なんか思い出したらね、いやー、もう一度日本に行きたい、と。名古屋でね、魚を捕る鳥ってあるでしょ。鵜飼(うかい)。


Noriko

鵜飼、はい、はい、ありますね、鵜飼っていうのかな。あの、川で。


Steve

そういう、家内とその話をしてますと、ああ、もう一度日本に行きたい、と。しかしどこへ(行って)も楽しいですよ。旅行するのは楽しい。場合によってはイラン、今、ペルシャ語勉強しているから、イラン。ま、今は中近東はこんな状態ですから、アラブの国は少し・・でも、どこでも、どこでも新しいところ、ま、旅行が楽しいですよ。ただ飛行機の旅が、ま、ますます、もう長いですからね、ちょっとつらいですよね。しかし着いたら、その国に着いたら楽しい。


Noriko

スティーブさん、私実は北アイルランドに住んでいるんですね。


Steve

ああ、そうですか。


Noriko

はい、もう長い間 15 年住んでいるんですけど、スティーブさんは、イギリスとか北アイルランド、アイルランドに来たことは?


Steve

あります。北アイルランドに行ったことはないけれども、イギリスだけですよ。スコットランドも行ったことないし。えー、そうですね。うーん、好きですよ。ただ私たちにとってはですね、英国は異国的じゃない。


Noriko

わかります。


Steve

だから全部英語でしょ。ちょっとおかしいっていうのは、全部英語だけれでも、北米とは違うんでしょう。その面では楽しいけれども、好きですよ。楽しい、楽しい。もう一つはですね、あの、気候的に、我々、あの、ワイフと秋とか冬のときに、特に秋、旅行するのが好きなんだ。


Steve

なぜかというと、バンクーバーはね、夏の間、非常に気候がいいんですよ。しかし秋、冬は雨が多い。だからバンクーバーの気候、天気が悪いときに旅行したいわけですよ。だけども、アイルランドは、なんか、北アイルランドは、なんかもう、秋、冬は、たぶん雨がバンクーバーより多いかもしれない。


Noriko

実はたぶんスティーブさんはダメかもしれない。


Noriko

ずっと雨です。ずっと雨。


Steve

あ、そうですか。僕の、僕はね、北アイルランドの英語の訛りは大好きなんですよ。


Noriko

ちょっと違いますね。


Steve

違います。アイルランドとは違いますし、スコットランドとは違いますし、非常にユニークな、Vowelが、母音がみんなおかしいですよ。おかしいというか、おもしろい。


Noriko

本当にこれが最後になるんですが、いつもゲストの方に聞いてるんです。まとめとして最後に日本語学習者さんに励ましのメッセージをお願いします。


Steve

日本語はですね、非常に、日本語は日本の文化への窓口ですから。日本は非常に面白い、言えば、ユニーク。どの国でもユニークですけれども、非常に価値のある文化、非常に僕にとっては、いろんなものをもたらしたわけですよ。非常に、もう収穫が多かったですよ。それが最初の間には感じてないかもしれないけれども、やはり深く深く入ると、非常に、その、ためになると思います。


Noriko

わかりました。はいじゃあ、ありがとうございます、スティーブさん。以上なんです。いや長い間たくさんお話ができました。本当に嬉しかったです。


Special Thanks go to Donna, Maria & Noriko.


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Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

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