10. 特別ゲストKevinvinSleepyJapaneseのKevin先生
[00:00:00.570] - Noriko
皆さん、日本語の先生のりこです。今日のゲストはノルウェーに住んでいる日本語の先生ケビン先生です。ケビン先生はポッドキャスト、Kevinvin Sleepy Japanese もされています。実は私の生徒さんが「とても面白いポッドキャストだから聴いてみてください」とお勧めしてくれたんですね。その生徒さんのおかげで、ケビン先生のポッドキャストを知ることができました。とても素敵な声の先生です。
[00:00:28.740] - Noriko
歌も歌える先生なんです。たくさんの方に ケビンKevin 先生のポッドキャストを聴いてもらいたいです。ではケビン先生、今日はよろしくお願いします。
[00:00:38.580] - Kevin
よろしくお願いします。
[00:00:40.710] - Noriko
はじめまして。
[00:00:42.330] - Kevin
はじめまして。たむらKevinと申します。
[00:00:45.960] - Noriko
あ、たむらさん?
[00:00:47.260] - Kevin
あ、そうです。
[00:00:48.540] - Noriko
あ、そうか、苗字も公開しちゃったけど・・・
[00:00:50.070] - Kevin
言っちゃいましたけど。
[00:00:52.550] - Noriko
言っちゃいましたね、今。はい。
[00:00:52.550] - Kevin
大丈夫です。大丈夫です。
[00:00:52.550] - Noriko
Kevin先生、あの簡単に自己紹介をお願いします。
[00:00:56.800] - Kevin
あ、はい、ありがとうございます。先ほどおっしゃっていただいたんですけど、ノルウェーに今住んでいます。ハーフでお父さんがノルウェー人で、で、お母さんが日本人です。で、日本の東京で生まれて育ちました。なので母語です。ネイティブは日本語なんですけど、今はノルウェーに住んで、そこで日本語を教えていますね。特にノルウェー人に対して、日本語を教えています。はい。
[00:01:32.910] - Noriko
わかりました、ありがとうございます。あの、ポッドキャストはいつから始められたんですか。
[00:01:39.660] - Kevin
ポッドキャストは今年の1月からですね。
[00:01:42.930] - Noriko
あ、そうですか。
[00:01:43.920] - Kevin
半年くらい。
[00:01:44.550] - Noriko
うんうん、どうですか。楽しいですよね。
[00:01:48.900] - Kevin
楽しいですね。やっぱり、あの、僕は先ほどおっしゃった、歌も好きなのでポッドキャストの冒頭、最初のイントロダクションに、歌を歌ったりとかしながら、もちろん声も、話すことって、何でも話すことがね、日本語の勉強になるので、好きなことを話せるし。
[00:02:12.510] - Noriko
そうですね。
[00:02:13.740] - Noriko
すごく楽しいです。
[00:02:16.500] - Noriko
はい、あの、今日はですね、私はまだ全部のエピソードを聞けてないんですが、いくつかのケビン先生のエピソードを聞いてみたんですね。すごく面白い質問というか、トピック、「ハーフ」について、まずはちょっといろいろお聞きしたいと思っていて。これ、たぶんね、興味がある人がたくさんいると思うんですね。そのケビンさん自体が、先生自体が、ハーフっていうことで、最初の質問は、「ハーフ」という言葉は実はどうなんですかね。Kevin先生にとって。
[00:02:47.370] - Kevin
そうですね。もちろん「ハーフ」という言葉は、英語のHalfだから、cut in half、ですよね、だから、この言い方がすごく良くないと言われて
[00:03:00.090] - Noriko
言われてますよね。うんうん。
[00:03:03.360] - Kevin
そうですね。特に、そうです、日本語でしっかり、ちゃんと、公式に、オフィシャルに言いたいときは、あの「国際児」、
[00:03:10.390] - Noriko
「国際児」はい。
[00:03:11.220] - Kevin
そうですね、international childrenとか。あとは「ダブル」とか、そういうふうな言い方もありますね。
[00:03:18.300] - Noriko
「ダブル」も最近聞きますね、よく。
[00:03:21.720] - Kevin
そうですね。ダブルの方が、ま、両方ありますよということだから。両方のバックグラウンド、だから、いいですよという人も多いですけど。
[00:03:32.230] - Noriko
はい
[00:03:33.210] - Kevin
ハーフという言葉に慣れ、僕は慣れてしまっていて、僕自身はハーフ、あなたはハーフですよって言われても、何も感じないですね。
[00:03:44.100] - Noriko
あ、そうかそうか。じゃあ別に深く考えてない、まあまあ、そうか、みたいな感じですね。
[00:03:49.080] - Kevin
そうですね。で、もちろん、その、しっかりとした場、例えば、学校で子どもに教えたりとかするときは、あまり「ハーフ」は使わないようにはしていますけど。でも友達と話すときは、つい「僕はハーフだし」とか言ってしまいますね。
[00:04:06.420] - Noriko
そうですね。多分日本でもそのさっき言った国際児とかダブルっていうのは最近よく聞かれるようになったけれど、でもまだまだハーフという言い方をする人は多いですよね。
[00:04:19.180] - Kevin
そうですね、まだまだ多いと思いますね。
[00:04:22.740] - Noriko
じゃ、実際に、ごめんなさい。その、 Kevin さんが経験してきた、その、東京での生活の中で、他の方の日本人の、「ハーフ」への反応ってどんな感じでした?なんか特別な経験とかありましたか。
[00:04:39.120] - Kevin
そうですね。やはりハーフはすごく特別扱いを受ける印象ですね。特別扱いというのは、ま、あの、もちろんポジティブな、いい意味なんですけど、ハーフの人はすごくスポーツができるとか。
[00:04:53.460] - Kevin
ああ、ありますね、そんなの。
[00:04:55.920] - Noriko
すごくカッコよくて、もう、めちゃめちゃかわいいから子供が欲しいとか。そういう、ま、ステレオタイプ、ポジティブなステレオタイプが多いですね。だから僕もそういうことはよくありましたね。例えば、あの、歌を歌ったら、あ、やっぱ、ハーフだからうまいよね、とか。
[00:05:15.600] - Noriko
そうなるんですね、なぜかね。
[00:05:15.600] - Kevin
そうですね。そこがちょっとつながる。
[00:05:19.350] - Noriko
だから。えー!
[00:05:21.150] - Kevin
はい、もちろん、ま、仲が良い友達はあんまりいないんですけど、あんまり知らない人だと、すごくそういうステレオタイプが多いです。例えば、あの、箸がありますよね。箸を使えるとき、使えたときとかも、うわ、すごい、箸使えるんだ!みたいな。
[00:05:37.800] - Noriko
えー、そういうことかあ。
[00:05:40.380] - Kevin
ハーフなのに使えるんだ、とか言われたり。
[00:05:42.450] - Noriko
なるほどね、面白いリアクションですね、でも、それはね。逆に普通なのに、たぶん箸を使える人は、たぶん世界中に今たくさんいますけど、逆にびっくりされるんですね、え!上手だねって。
[00:05:55.890] - Kevin
そうなんですよ。日本人、特に、あの、内と外の考え方がありますよね。自分たちと自分たちじゃない人たち。だからもちろん仲が良い友達は「内」に入れてくれるんですけど、あまり仲が良くない人は、「外」の人として話して、話されることがありますね。
[00:06:18.060] - Noriko
そういうことからも何かびっくりするんでしょうね。その、びっくりすることで、一つちょっと私、今、思ったんですが 、Kevin っていう名前じゃないですか、お名前ね。で、今、苗字を言われましたけど、もし一般的に Kevin さんのことを知らない日本人が、ケビンという名前を見たときに、じゃあ、話し始めて、日本語がぱっと出てきたときに、すごいみんなびっくりするでしょう、本当は?どうですかね。
[00:06:45.020] - Kevin
しますね。Kevinだけだったら・・・
[00:06:46.080] - Noriko
そうそうです。
[00:06:46.710] - Kevin
うん、ありますね。
[00:06:48.540] - Noriko
ね、日本人じゃないっていうところ(I wanted to say that many people don't think that Kevin is Japanese)、知らない人たちが見たら、 なんでこんなに日本語が上手なのっていうリアクション、今までにたくさんありませんでしたか。
[00:06:58.170] - Kevin
そうですね。ちょっと僕も悪いんですけど、すごく。友達の彼女がいまして、その人は私が日本語を話すことを知らなくて、知りませんで、あの、最初に英語で話して、Nice to meet you, how are you?って。
[00:07:17.000] - Noriko
英語で始めためたんですね。
[00:07:18.220] - Kevin
その後突然、「ああ、そうですか。はい、分かりました」、突然日本語に変えたんです。そしたらすごくびっくりされて。
[00:07:31.250] - Noriko
えーってね。実は、その、あの、「たむら Kevin です」みたいな。
[00:07:34.200] - Kevin
そうそうそう。すごくびっくりされますね。
[00:07:42.070] - Noriko
面白いですね、あの東京には何年くらい住まれていたんですか。
[00:07:46.620] - Kevin
東京には、今は26 歳 なので、 21 ぐらまでいかな。ほとんどもう 20 年くらいは・・・
[00:07:56.820] - Noriko
ほとんど、じゃ、日本で、東京での生活ですね。
[00:08:00.940] - Kevin
そうです、そうです、そういうことですね。
[00:08:04.620] - Noriko
じゃあ、ちょっと質問が前後するんだけれども、ノルウェーに引っ越してから、このノルウェーでの生活はどうですか。やっぱり最初カルチャーショックとか、ありましたか。
[00:08:16.110] - Kevin
やっぱりありましたね。お父さんがノルウェー人だから、ま、そんなに大丈夫だろうと思ってたんですけど、やっぱりすごいですね。あの・・・
[00:08:26.070] - Noriko
すごかったですか。はいはい。
[00:08:29.010] - Kevin
まあまあまあ。あの、特に、ノルウェー人は、シャイな人が結構多くて、意外とシャイな人が多いんですけど。でもノルウェー人、でも、それでいて堂々としている。
[00:08:41.340] - Noriko
はい、シャイだけど堂々としてる・・・
[00:08:43.000] - Kevin
シャイだけど、堂々としてる、結構矛盾しているんです。日本人はシャイだと、「もう私ちょっとダメだから」みたいな。ノルウェー人はシャイだけど、「うん、そうそうそう、俺シャイだから」みたいな。「大丈夫、大丈夫」みたいな。結構個人主義というか。
[00:08:58.090] - Noriko
はい、そうですね。
[00:08:58.860] - Kevin
私は私は、あなたはあなた。日本人は結構グループで、ね。
[00:09:04.560] - Noriko
仲間。はい。
[00:09:05.700] - Kevin
空気を読むっていう言葉もありますけど、ね。
[00:09:08.520] - Kevin
空気を読むんですけど、ノルウェー人は結構自信はあって、でも、そうですね。でも、すごく優しいですね。
[00:09:16.860] - Noriko
その違いですね。
[00:09:17.070] - Kevin
その違いとか、人間性でいうと、違いとか。食の文化もそうですね。あの、ノルウェー人はパンをひたすら食べますね。
[00:09:28.020] - Noriko
ああ、パンがメインなんですね。
[00:09:30.480] - Kevin
パン食べて、あと、パンの上にブラウンチーズをのせるですね。
[00:09:36.480] - Noriko
知らないなあ。
[00:09:37.110] - Kevin
はい、ノルウェーにしかないと思うんですけど。すごく甘いキャラメルみたいな味のチーズがあるんですね。
[00:09:44.730] - Noriko
甘いチーズなんですね。それをちょっと予想できない。
[00:09:48.600] - Kevin
すごく独特な味のチーズがあるんですけど。それが国民食、主食というか。で、みんな毎朝食べるくらいなんですね。はい。
[00:10:00.420] - Noriko
でもそれはもう大丈夫ですか?食べられる?
[00:10:02.940] - Kevin
私はそうです。食べられます。
[00:10:04.140] - Noriko
ああ、よかったよかった。
[00:10:06.570] - Kevin
そうですね。
[00:10:07.380] - Noriko
でも自分でやっぱり日本食を作ったりとか、料理を作ったり、はしますか。
[00:10:13.750] - Kevin
あ、それはやっぱりしますね。
[00:10:14.270] - Noriko
ね、ちょっと恋しくなりますよね。やっぱり日本食。
[00:10:18.040] - Kevin
なります、なります。はい、味噌汁とか、唐揚げとか作りますね。はい。
[00:10:23.670] - Noriko
でも、あのノルウェーって住みやすい国ですか。
[00:10:28.620] - Kevin
あ、そうですね。
[00:10:29.520] - Noriko
よく、なんか、ランキングとか、例えば国民が幸せな国ランキング、とか。やっぱりスカンジナビアの国は、よく上位に上がっているじゃないですか。だからきっといい国なんだろうなっていというイメージはあるんですが、実際にどうですか。
[00:10:45.690] - Kevin
いや、国としてはすごくいい国だと思います。はい、発達している。特にお子さんがいる、子ども、がいる方たちは、すごくいいと思いますね。子どもがのびのびと過ごせるような環境が、やっぱり自然がすごくきれいだし、ていうのがありますね。はい、ですね。あと、小さい国だから、なので、なんかすごく、もう国全体が知り合いみたいな、みんな友達みたいな。
[00:11:17.310] - Noriko
いいですね。
[00:11:19.180] - Kevin
はい、そうそうそう。小さいですね。規模が。
[00:11:21.330] - Noriko
なんか平和的ですね。
[00:11:23.700] - Kevin
そうそう平和ですね、やっぱりそこはすごく感じます。
[00:11:26.370] - Noriko
逆にちょっとここは好きじゃないなっていうところはノルウェーについてありますか。
[00:11:32.880] - Kevin
一番あんまり好きじゃないのは、やっぱり天気ですね。気候ですね。夏はすごくいいんですけど。
[00:11:40.890] - Noriko
そうですね。今すごいベストシーズンなんでしょう。
[00:11:43.210] - Kevin
今はベストですね。今は、暑すぎないで、涼しくて。日本の軽井沢みたいな。
[00:11:49.830] - Noriko
あ、そうか、イメージはそんな感じなんですね。
[00:11:53.820] - Kevin
そうなんですね。はい。
[00:11:56.230] - Noriko
緑が濃ゆくてね、緑がきれいで。
[00:11:58.500] - Kevin
緑もあるし、海もあるし、なんですけど、でも冬はすごく寒くて、やっぱり天気が悪いのと、あと暗いんですよね。Norwayって。
[00:12:08.830] - Noriko
そこを今ちょっと聞こうと思ってました。あの、夏は、ずっと、やっぱり明るいんですよね。今何時くらいまで明るいんですか、外が。
[00:12:16.540] - Kevin
今は 10 時半くらいまで。夜の 10 時くらいで、明るいですね。
[00:12:21.280] - Noriko
冬になると逆に・・・
[00:12:22.360] - Kevin
冬になると 1 番短いときは 3 時、午後 3 時くらいに、もう暗くなって、という感じですね。
[00:12:32.220] - Noriko
ま、近い、ベルファストと近いですね。私、北アイルランドなんですけど、冬は、 4 時半くらいですね。 4 時半くらいから、あの本当に暗くなりますね。
[00:12:38.320] - Kevin
そうなんですね。
[00:12:41.620] - Noriko
でももうずっと冬。冬は落ち込みますよね。
[00:12:45.970] - Kevin
そうなんですよね。気持ちが、ね、あの、メンタルがあんまり安定しないというか。ありますね。
[00:12:51.280] - Noriko
じゃ、今この夏のベストなとき、ノルウェーの人たちはどんなことをするんですか。この夏の過ごし方というか、結構アクティブなんですか。
[00:13:03.470] - Kevin
あ、そうですね。ノルウェー人は天気がいいと、もう朝起きて、もう外を見て天気が良かったら、もうすぐに、もう着替えて、行くぞ、って、外に出て。
[00:13:13.750] - Noriko
今日は出かける日だ。
[00:13:15.850] - Kevin
そう、太陽があるぞって言って、もう、すぐ行くって言って。
[00:13:19.030] - Noriko
あ、なんかわかる気がする。
[00:13:22.000] - Noriko
ノルウェー人は、Hytta(ヒッタ)といって、あの、各家庭が森に別荘、家があるんです。小さいログハウスみたいな。
[00:13:29.680] - Noriko
あ、聞いたことある。うんうん。
[00:13:32.710] - Kevin
はい。そこに 1 カ月ぐらい行って、自然の中でも WiFi もない中で。
[00:13:38.550] - Noriko
え、本当に!
[00:13:38.550] - Kevin
そうです、そうです。
[00:13:40.130] - Noriko
お、それはちょっとすごいな。
[00:13:40.130] - Kevin
自然の中で、ご飯を食べて、もう、ハイキングしたりとか。自然の中で過ごすというのがノルウェー人の夏ですね。
[00:13:49.780] - Noriko
あ、そうなんだ。じゃ、そういう別荘に行って、本当にゆっくり自然を楽しむって感じなんですね。
[00:13:57.070] - Kevin
そうですね。それがノルウェー人ですね。
[00:14:00.580] - Noriko
ノルウェーの料理は、さっき言ったあのパン以外には、どんな料理が多いんですか。魚は?
[00:14:08.200] - Kevin
魚は、ま、やっぱりサーモンですね。
[00:14:10.890] - Noriko
あ、やっぱり、そうですよね。
[00:14:13.870] - Kevin
はい、サーモン、やっぱり焼き魚にしたりとか、パスタに混ぜたりとかして食べたりしてますね。あとは羊の肉は、食べますね。
[00:14:23.560] - Noriko
おいしそうですね。あの、北アイルランドも羊の肉は本当においしいです。
[00:14:28.720] - Kevin
あ、そうなんですね。
[00:14:30.070] - Noriko
はい、好きですね、わたしは。でも日本ではほんとに食べたことがなかったですね。
[00:14:34.350] - Kevin
うんうん僕もなかったです。
[00:14:34.350] - Noriko
ね、珍しいですよね、日本では羊の肉。
[00:14:37.990] - Kevin
日本で、そうですね、北海道くらいですね。
[00:14:40.800] - Noriko
そう、そうそう。そうです、たぶん、うんうん。
[00:14:40.800] - Kevin
そうですよね。だから、ま、日本人はたぶんあまり、その、毛嫌いする人が多いかもしれませんが、でも、おいしいですよね。
[00:14:53.590] - Noriko
将来的な計画としては、ケビン先生はこのままノルウェーにずっと残る予定なんですか。それとも、コロナの状況が落ち着いたら、やっぱり東京に帰りたい。
[00:15:07.160] - Kevin
いや、これ実はなんですけど、 10 月に実は一旦帰ろうと思っていて。
[00:15:11.440] - Noriko
あ、もうすぐじゃない、10月、今年ね。おー、あ、すごい。
[00:15:12.550] - Kevin
そうなんですよ。ちょっとだけなんですけど、ま、一旦帰って、これからどうしようか、ノルウェーに戻るか、まだわからないんですけど。
[00:15:22.000] - Noriko
うんうん。え?それは、あの、なに、片道切符みたいな感じですか。片道チケットみたいな?
[00:15:28.090] - Kevin
とりあえず片道ですね、でも、あの、そうです。また戻りたくなったら戻るけど、わからないっていう感じですね。
[00:15:35.970] - Noriko
そうなんですか。あの、じゃあ、これはさっきのハーフとの話につながるんですけど、じゃあ、その、ずっと、長い間日本に住んでいたので、ケビン先生にとっては、もうやっぱり自分はノルウェーで住むより、日本で住みたいっていうか、もう日本が好きっていう気持ちのほうが強いんですかね。
[00:16:01.420] - Kevin
えっと、まあそれもまだ分からないですね。どっちもどっちですね。でももちろん日本にいたときに自分の家だなという感じがありますね。でもやっぱり、日本で自分の家があって。
[00:16:12.520] - Noriko
なるほど。なんか、自分が故郷に帰ってきたみたいな感じはあるっていうことですね。
[00:16:13.120] - Kevin
うんうんうん、故郷だなという感じはありますね。でもやっぱり日本にずっと住んでいるので、日本に慣れているので、海外に行ったほうが刺激がありますよね。
[00:16:13.120] - Noriko
確かに。
[00:16:13.120] - Kevin
楽しかったりするので、両方の良さがあると思いますね。
[00:16:34.810] - Noriko
あ、そうか、なるほどね、面白いですね。
[00:16:37.390] - Kevin
そうですね。
[00:16:38.830] - Noriko
でもその、アイデンティティっていうところでいえば、 Kevin 先生の考えはどうなんですか。やっぱり日本人って答えるんですか、それとも、そこってすごく興味があるところなんですよね。
[00:16:55.090] - Kevin
はいはいはい、そうですね。まあこれちょっと変なんですけど、日本、今ノルウェーにいるときは、すごく日本人だと思うんです。
[00:17:03.680] - Noriko
ああ、そうか、はい。
[00:17:06.310] - Kevin
もちろんみんな日本のことを聞かれるし、日本の食べ物どうなんだって。もちろん先生もしてるので。日本にいるときはノルウェー人なのかなと、ちょっと思うときがありますね。いる場所によって違いますね。
[00:17:21.280] - Noriko
なるほどね。やっぱり、この、そのさっき言ったハーフとかダブルの人たちは、そこなのかな?やっぱり両方の面があるということなのかな。
[00:17:33.220] - Kevin
そうですね。いろんな人がいると思うんですけど、もちろん。「僕には、別に国籍とか関係ない」
[00:17:38.170] - Noriko
そう、そういう人もいますよね。
[00:17:40.510] - Kevin
私は世界人だ、みたいなね。
[00:17:42.460] - Noriko
そうそうそう。
[00:17:43.810] - Kevin
もちろんそういう人もいると思うし、海外に行ったことないし、別に何も意識したこともない、日本人ですと言う人もいるかもしれないし。
[00:17:52.510] - Noriko
面白いですよね。
[00:17:53.540] - Kevin
ですね、いろんな人がいる。
[00:17:55.010] - Noriko
私も外国に住んでいるので、このアイデンティティっていうことについて、すごく興味があります。例えば、私は、でもやっぱりまだ日本人って思うんですけど、私の夫はペルー人なんですね。
[00:18:08.540] - Kevin
あ、そうなんですね。
[00:18:10.390] - Noriko
で、彼は実はペルーを出て 20 年以上なんですよ。もう長く日本とイギリスに住んでいて、実はもう何か自分がペルー人だと言えないって言うんですね。
[00:18:24.700] - Noriko
で、ま、実質、イギリスの市民権も取ったので、イギリスのパスポートも持っているんですけど、言葉は英語も話せるし、日本語も話せるし、で、長い間ペルーに帰っていないから故郷に帰ったら、家族だけ。でも街の様子はもう全然違うって言って、なんか、そこ、なんかちょっと本当に考え方が変わってきたって言うんですよね。だからほんとにアイデンティティっていうこと面白いですよね。人によって全然違います。経験の中で変わっていくというか。
[00:18:53.080] - Kevin
そうですね。面白いですね。うん。
[00:18:58.000] - Noriko
そうそうそう、え、じゃ、英語の勉強についてちょっと話したいんですけど。 Kevin 先生のポッドキャストの中で、Kevin先生の顔で、英語ができないことがプレッシャーだったみたいなことを話されていて、すごく面白いと思ったんですが、やっぱり、え、待って、じゃ、英語は何歳のときに、どうやって勉強を始めたんですか。
[00:19:23.800] - Kevin
えっと、ま、英語はもともとほとんどできなくて、あの、中学校ぐらい、もちろん皆さん、日本人の英語の教育の始まり、英語のクラスと同じタイミングですよ。
[00:19:35.440] - Noriko
中学校、うんうんうん。
[00:19:37.790] - Noriko
中学校ですよね。 ま、13 歳、14 歳、そこから始めて、本当に自分から勉強したいと思って勉強し始めたのは、大学からですね。18 歳、19歳。そこでちょっと。
[00:19:48.370] - Noriko
プレッシャーだったっていうのは、周りの人が、え?英語を話せないの?っていう感じで言われたってことなんですか。うんうん。
[00:20:01.120] - Kevin
それも何回かありましたね。その顔で話せないの?みたいな。
[00:20:06.720] - Noriko
結構言いますね。うんうん、そっか・・・
[00:20:11.310] - Kevin
たぶん面白く言いたかった。
[00:20:12.990] - Noriko
冗談っぽく言った
[00:20:14.130] - Kevin
そう、冗談で言ったんだと思うんですけど、その顔をしてて英語も話せないの、みたいな。
[00:20:18.770] - Noriko
それはやっぱり自分としてはショックだったのかな。
[00:20:23.560] - Kevin
そうですね。なんか自分に自信を持てないというか、なんかダメなのかなと思って、それもありましたし。ま、高校から、特に高校生くらいから、英語を、アメリカの音楽とかアメリカのドラマとか、すごく人気になり始める。それも相まって、これはちゃんとやらなきゃダメだなっと思って、大学から勉強始めましたね、しっかりと。
[00:20:51.240] - Noriko
あ、そっかそっか。で、その時は、それこそ、その歌だったりドラマだったり映画だったりで勉強した、んですよね。
[00:20:58.740] - Kevin
そうですね。Prison Break(プリズンブレイク)をすごく見て・・・
[00:21:02.850] - Noriko
懐かしい。
[00:21:03.870] - Kevin
Prison Break、懐かしいドラマ。
[00:21:05.550] - Noriko
でもやっぱりドラマはいいですよね。たくさん・・・・
[00:21:07.690] - Kevin
ドラマは、もうすごくいいですね。 もう、1 つ 2 つで、僕絶対に 1 つのノートしか使わないんですけど、言葉を勉強するとき。もちろん最初はいろんな本を使うんですけど、少しできてきたら、もう 1 つのノートだけで、そこになんか 1 シリーズ、なんか 1 つの言葉が出てきたらそれを、その言葉を書いて。え、なんか、それの感想とかも書いちゃうんですね。
[00:21:31.000] - Noriko
なるほど
[00:21:31.900] - Kevin
これ怖いと思った、とか。なんか。
[00:21:36.370] - Noriko
すべてがそこに詰まっているんですね。その便利なフレーズから、自分の思った言葉で。
[00:21:42.160] - Kevin
そうですね、自分の経験とか見たこと、たとえば、何か振られたり、彼女に、女の子にフラれたりしたら、フラれちゃった、みたいな、悲しかった、みたいな。なんか特にそういう経験を書いてますね、そうすると忘れないんです。
[00:21:54.670] - Noriko
それは、良い方法ですね。たぶん日本語の勉強も、たぶん良い方法ですね、その方法は。
[00:22:00.070] - Kevin
もちろんそうと思います。
[00:22:00.070] - Noriko
とにかくつぶやく、自分でね、書いてみる。
[00:22:04.710] - Kevin
で、は、これはおすすめしないですよね。独り言。
[00:22:06.490] - Noriko
独り言、うんうんうん。
[00:22:09.070] - Kevin
独り言をするようになったら、すごく話す、スピーキングはすごく上達しますね。あの、ま、道とかで一人でずっと話している人、ちょっと怖いんですけど。
[00:22:18.720] - Noriko
いや、でも私もそう思います。なんかつぶやくんですよね。
[00:22:22.510] - Kevin
そうです、そうです、そうです。
[00:22:23.260] - Noriko
そうそうそう。簡単な、例えばさ、お腹すいた、でもいいので、それを日本語で言ってみるのもいい。
[00:22:30.670] - Kevin
本当に自然に思ったことを言うっていうのってが一番覚える。
[00:22:34.330] - Noriko
そうです。そうです。
[00:22:36.140] - Noriko
じゃあ最後の質問なんですが、ギターと歌ですね。あの、いつ頃からされているんですか。
[00:22:45.610] - Kevin
えっと、歌は小さい頃からずっと、あの、お母さん、お父さんに、もううるさいって言われるまで歌っていたんですけど、ギターは大学から始めましたね。
[00:22:59.440] - Noriko
そうですか。それで、あの、さっきもちょっと話しましたけれども、ポッドキャストの中で、その、替え歌のような歌詞をね、ちょっとアレンジして、自分らしく、アレンジしてアレンジして歌っているのがすごくユニークだと思うんですね。そこで、とんでもない、ちょっとリクエストだと思うんですけれども、このポッドキャストの中で、何か少しだけ歌っていただけないでしょうか。
[00:23:27.310] - Kevin
はい。
[00:23:30.160] - Noriko
ちょっと、本当に、初、初の試みで、ちょっと厚かましいリクエストなんですが、
[00:23:35.050] - Kevin
もしよろしければ、わかりました、ちょっとやってみますね。
[00:23:37.780] - Noriko
ありがとうございます、ケビン先生!
[00:23:41.230] - Kevin
即興でもいいですか。即興で。
[00:23:42.880] - Noriko
はい、ぜんぜん。
[00:23:45.540] - Kevin
いってみますね、はい、わかりました。
[00:23:56.320] - Noriko
お願いします。
[00:23:58.510] - Kevin
「真夏の果実」っていう曲があるんですけど。
[00:24:00.880] - Noriko
知ってます。はい。
[00:24:02.560] - Kevin
はい、日本の曲なんですけど、それで、ちょっと、それでやってみます。
[00:24:03.700] - Noriko
はい。いいですよ。じゃあ、あのいつでも始めてください。
[00:24:13.070] - Kevin
がんばります。
[00:24:18.250] - Kevin
ポッドキャストに出させてくれて、ありがとうございます。楽しい時間過ごさせてくれてありがとう。
[00:24:48.050] - Noriko
ありがとうございます。本当に突然だったけどありがとうございます。リスナーの皆さんぜひ本当に Kevin 先生のポッドキャストを、もっともっといろんな歌が聞けると思うので、聞いてみてください。たぶん、あの、やっぱり、素敵な声ですよね。よく言われませんか。
[00:25:04.200] - Kevin
いやいやいや、ま、そうですね、声がなんか落ち着くと言われますね。
[00:25:07.200] - Noriko
そう、本当に。たぶん、そこからあの Kevinvin Sleepyって出てくるんですよね。その理由ですか、その落ち着く感じ。
[00:25:13.950] - Kevin
ま、歌もそうですけど、声も、あの、なんか、寝る前に、もう子守歌でいいんで、そんな頑張って YouTube とか頑張ってみよう、とかじゃなくて。
[00:25:26.820] - Noriko
じゃなくてね。
[00:25:27.630] - Kevin
聴いているうちに寝ちゃうぐらいでいいんで、聞いてくださいという形で始めました。
[00:25:31.050] - Noriko
そうそうそう。あ、いや、でも声は本当に心地いいですね。いや、それってすごく大切だと思います、ポッドキャストで。素敵な声でした。じゃ、本当に最後になったんですけど、リスナーさんの皆さんに励ましのメッセージをお願いします。
[00:25:51.390] - Kevin
励ましのメッセージ。
[00:25:52.420] - Noriko
はい。
[00:25:52.420] - Kevin
あ、そうですね。僕、あの、3 言語を自分で勉強したんですけど、スペイン語と英語とノルウェー語、勉強したんですけど、僕は頑張って勉強したっていう、まったくそういう考えはなくて、思いもなくて、あの、楽しくてやってたらそうなっちゃった、という形なんで、本当に、独り言でもいいし、Prison Breakを見るでもいいし、もう自分が好きなことをやっていったら、だんだん自分で興味が持つんで。それが一番大事。楽しく勉強することが一番大事なで、これしなきゃいけないとか、 1 個もないんで、言葉には。もちろんテストとかだったら別だけど。だから楽しい趣味の一つとして楽しく勉強してほしいと思いますね。
[00:26:43.620] - Noriko
ありがとうございます、ホントですよね。楽しくなきゃ。
[00:26:48.120] - Kevin
しょうがないので。自分が楽しかったら、これが正解なんで。
[00:26:52.680] - Noriko
ありがとうございます、ケビン先生、こちらこそありがとうございます。
[00:26:56.700] - Noriko
ちなみに私のリスナーさんがケビン先生のオンラインレッスンを受けたいと思ったら、どうやってコンタクトすれば一番いいですか。ホームページ?
[00:27:08.490] - Kevin
そうですね。ホームページもありますし、メールで言っていただいた方がいいかなと思います。ホームマイページの方にはノルウェー語がちょっと書いてありますので。
[00:27:18.270] - Noriko
分かりました。え、じゃ、もし、私の、あの、そうですね。もしこれが公開されるときに、先生のウェブページ、ウェブページにいけばEメールアドレスが書いてあるんですよね。
[00:27:32.160] - Kevin
そう。 ウェッブページの下にコンタクトフォームがあって、そこに書けば書いていただければ大丈夫と思います。
[00:27:37.710] - Noriko
はい、わかりました。じゃあ私それを宣伝します。はい。
[00:27:41.070] - Kevin
すみません、ありがとうございます。
[00:27:42.900] - Noriko
いえいえ、実は最初に話した 先生のことを私に教えてくれた生徒さんは、ケビン先生と授業をしたいと本当に言っていました。
[00:27:51.120] - Kevin
あ、そうですか。ありがとうございます、うれしいです。
[00:27:53.640] - Noriko
きっとそんな方、たくさん、今の声を聞いて、たくさんのファンを掴んだと思います。
[00:27:59.520] - Kevin
いや、嬉しいです。本当にこんな機会をいただいて本当にありがとうございます。
[00:28:02.730] - Noriko
いやいや。そんなことないです。
[00:28:02.730] - Kevin
楽しかったです。
[00:28:03.960] - Noriko
私も結構面白い話になりました。今までにない話をしたと思うので。ありがとうございました。
[00:28:09.990] - Kevin
こちらこそありがとうございます。
[00:28:12.180] - Noriko
ケビン先生、日本に帰って、日本からのいろいろな面白いエピソードをどんどん上げていって欲しいと思います。
[00:28:19.950] - Kevin
どんどんやっていきます。
[00:28:20.940] - Noriko
今日はありがとうございました。
[00:28:22.950] - Kevin
ありがとうございました。
[00:28:25.140] - Noriko
失礼します。
[00:28:25.140] - Kevin
失礼します。
Kevin 先生のPodcast
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