12.「推し」の世界
皆さん、こんにちは!Learn Japanese with Noriko、シーズン2。今日も楽しく話していきたいと思っています。
今日はですね、私が最近新しく知った世界、推しの世界。そして、乙女ゲームについて話してみたいと思います。
私は、皆さん、ご存じのようにイギリスに長く住んでいて、なるべく日本のニュースを読むようにしているんだけれども、今実際に日本で何が起きているのか、何が流行っているのか、どんな新しい言葉が生まれて、あの、若い人たちの中で使われているのかっていうのがちょっと情報が遅い時があるんですね。
この「推し」という言葉と、「乙女ゲーム」という言葉を、つい最近まで知らなかったんです。ちょっと恥ずかしいでしょう。でも、知った時に、とても面白いなと思ったんですね。
この二つの言葉を知ったきっかけはですね、一つのドラマです。皆さん、私はよく韓国ドラマを見ています。韓国ドラマを見ている時にネットフリックスとか、あと、アプリでRAKUTEN VIKIっていうのをダウンロードしていて、ま、それで韓国ドラマを見ているんですね。
そして、先日RAKUTEN VIKIのアプリで、新しい日本のドラマを見つけたんですね。それは「推しの王子様」「推しの王子様」というタイトルでした。ま、英語では「My fair prince」「My fair prince」。何のこと?と、思うじゃないですか。一話だけ見てみたんですね。
簡単に話を、ま、ネタバレですけど、言うと、主人公は女性です。この女性はベンチャー企業の社長で、この会社は、乙女ゲームを作っている会社なんですね。今のところ、一つ大ヒットの乙女ゲームを作り出していて、その乙女ゲームのキャラクターは、ケント様。王子様のような格好いいキャラクターなんですね。そのケント様と恋に落ちるゲーム、乙女ゲームを作ったこのベンチャー企業の会社の社長が、主人公の女性なんです。
そして、ある日ですね、このケント様と顔がそっくりな、カッコいい男性に出会うんですね。ま、そして、多分ロマンスが生まれていくんだけれども、この顔がそっくりな、ケント様に顔がそっくりの男性。でも、実はね、全然ダメな男だったんです。無職、スキルもない、だらしがない、全然ダメな男だったんだけれども、この主人公の女性は逆my fair ladyみたいなことをするんですね。つまり、このダメな若い男性を、自分の理想の男に育てるぞ、というような、ロマンティックコメディーのようです。それがドラマ「推しの王子様」。
つまりですね、乙女ゲームっていうのは、ま、ゲームなんだけれども、主人公がもちろんカッコいいキャラクターで、王子様のようなカッコいいキャラクターで、そのキャラクターと恋に落ちていく、というのが乙女ゲームだそうです。これも知りませんでした。短くして「乙女ゲー」、「乙女ゲ」、「乙ゲー」なんて言われているそうです。本当に私の知らない世界で、実はでもね、私のプライベートレッスンの生徒さんの一人が、「最近乙女ゲームで日本語を勉強してます」って言ってたんですね。だから、ちょっと気にはなっていたんです。日本で流行っているようです。
そして、「推し」、じゃ今度「推し」という言葉。これは私は、ま、聞いた時になんとなく意味は想像できました。自分が何かとても好きなものを他の人に薦める時に「〇〇を推す」。例えば、私はKドラマが好きですよね。Kドラマを推す。そこから来ているんだと思います。つまり、「推し」っていうのは、あるものや人がとても好きで、それを他の人に薦める。人に薦めたいほど大好きな人やもの。それが「推し」ということだそうです。
私はこの二つの言葉、最近知ったばかり。いや、いろんな言葉がありますね。
そしてね、ま、私はそのドラマ、第一話しか見ていないし、ま、あんまり私にとって面白いと思わなかったので、続きを見る予定はないんですけれども、でも、この推しの世界はとても共感ができると思ったんです。もともとはアイドル。ね、アイドルが大好きで、そのアイドルグループのメンバーの一人を推す。推しのメンバー、みたいに使うそうなんですけれども、今ではそれだけじゃない。
このさっき言った「推しの王子様」の第一話には、ま、いろいろな推しが出てきます。例えば、主人公の女性は、自分で手掛けて作った乙女ゲームのキャラクター、ケント様が推し。そして、同じ会社で働く男性は、お城。お城が推し。ね、歴史のマニアなんですね。で、あともう一人は、グラビアアイドルが大好き、大ファン。
いろいろな推しが存在しているんですね。で、この気持ちは本当に本当に私にもよく分かります。私にも薦める、人に薦めたい大好きなものが、または人がありますよね。
はい、例えば、最近だったら、私はやっぱり韓国ドラマ。面白いドラマを見たら、人にオススメしたい。推しのドラマ。あと、ま、ちょっと前までは、KポップのBlackPinkが大好きで、ま、大好きだったんですけれども、この3、4か月はずっとBTSばっかり聞いています。ちょっと遅いね。今更なんですけれども、BTSばっかり聞いていて、BTSのメンバーの中にもちろん推しのメンバーがいます。だから、この人に薦めたいほど大好きっていう気持ちは私にも共感ができる、分かるなと思ったんですね。
皆さんには何か推しのキャラクター、推しの映画、推しのアイドルのメンバー、推しのマンガ、色々ありますか。
あの、本当に今年になって、この「推し」っていう言葉は色々な所で使われるようになっているようです。
それでは、今日はですね。今日の最後のインスピレーションの言葉。これは、ま、私がさっき紹介したドラマ「推しの王子様」の主人公が、ドラマの中で言った言葉。言った言葉。これを紹介したいと思います。行きますよ。これはドラマの主人公のセリフです。
推しがこの世に存在するだけで、どんなに自分の人生が豊かになることか。
もう一度。
推しがこの世に存在するだけで、どんなに自分の人生が豊かになることか。
これね、推しの世界を理解できないと、インスピレーションにならないと思うんだけれども、私はすごく分かりました。自分が好きな、大好きな人がいる、キャラがいる、それだけで自分の人生、毎日が楽しくなる。この主人公はそうなんですね。このドラマの主人公は、乙女ゲームのキャラクター、ケント様が大好きで、このケント様のことを考えるだけで毎日幸せなんです。
だから、自分の人生が豊かになるために、推しの存在が必要だというインスピレーション、名言を紹介して、今日は終わりたいと思います。
もう一つ。私は最近本当にBTSにハマっていて、BTSについてもうちょっと詳しく私のおまけのポッドキャストで話しています。私のポッドキャスト、おまけのタイトルは、Extra。Patreon5ドルと15ドル限定です。皆さん、もし良ければメンバーになってみてください。
それでは、今日はここまでです。
Special Thanks go to Maria, トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!