42.小説は難しい、でも楽しい

皆さん、こんにちは。日本語の先生のりこです。最近何か皆さん、日本語でコンテンツを読んでいますか。日本語の小説、ブログ、私のトランスクリプション、何か日本語で読んでいますか。


あの、私はPatreonでBook Clubというのをやっています。ま、これは私がある本を朗読しているんですね。朗読したオーディオファイルをPatreonの皆さんに差し上げているんですけれども、ま、最初の一冊目として選んだのが「魔女の宅急便」だったんです。


「魔女の宅急便」、皆さん、スタジオジブリの映画でも有名です。映画を見たことがある人は多いと思うんですね。私はとても好きな話です。魔女のキキの物語。そして、黒猫のジジもとてもかわいい。その小説版を朗読しているんですね。


あの、映画はね、とてもわかりやすくて、面白いと思ったんですけど、小説ってやっぱり難しいですよね。それで、私のPatreonのメンバーの皆さんから、フィードバックをもらったんです。聞いて、わかるような気がするけど、実際本を読んでみると知らない言葉がたくさん出てきて、読めません。本ってどうやって読んだらいいんですか。


そのとおりですね。私だって、英語の本を読むのはとても大変なんですよ。韓国語の小説を読むなんて、私にはまだまだ無理です。ま、いつかは挑戦したいことだけれども、今は無理かな。でも、皆さん、読んでみてほしいんです。ぜひ、本を読んでみてほしいんです。


読み方。私はね、この「魔女の宅急便」の読み方がわからないと言った方に、こうアドバイスをしました。まず、第一章、第一章はわからない言葉を調べながら、きちんと読んでみてください。そして、どんな人が出てきて、どういう話なのかを理解してください。そして、第二章からは、わからない言葉が出てきても、気にしないで、どんどんどんどん読む、読み進める、多読をやってみてくださいって言ったんですね。


じゃ、どうして第一章はきちんと読んでほしいのか。これはとてもいいポイントだと思うんだけれども、第一章って、物語の紹介の部分じゃないですか。色んな人が初めて出てきて、背景が説明される。だから、きっちり読んだほうがいいんですね。そして、読むことで一つ一つ丁寧に読むことで、ま、その小説の背景というか、あ、こんなスタイルなのかなっていうのがわかると思うんです。そして、慣れるために。で、読めば読むほど、どんどん慣れていくんですよ。そうなっていくと、もう単語を調べていく必要はないと思うんです。ただ、ただね、どうしても知りたいと思った単語はもちろん調べてもいいんですよ。その時は、立ち止まって調べたらいい。でも、一字一句を毎回調べているようでは、小説が終わらないからね。だから、どんどん読む多読のスタイルがいいと思うんです。


え、そして、私はある生徒さんとプライベートレッスンをしていて、その生徒さんとは、吉本ばななの「キッチン」を一緒に読んでいるんですね。え、この生徒さんも同じようなことを最初言いました。最初、本当に時間がかかった。全然言葉がわからない、意味がわからない。でもね、読み進めて、読み進めて、少しずつ前に行くうちに読むスピードが速くなったって言ったんです。


最初は3行読むのもものすごい時間がかかったかもしれないけど、読めば読むほど速く読めるようになった。そして、最初は一字一句を細かく調べてたけど、そんな読み方は良くないと気づいたそうです。吉本ばななのキッチン、小説を楽しみたい、小説の世界を、雰囲気を楽しみたい、吉本ばななの考えを感じたい、そのためには、多読のやり方、どんどん前に進むというやり方のほうがいいと気づいたみたいなんですね。だから、彼女は今どんどんと前に進んでいます。


私はその生徒さんの成長をみて、とても嬉しいんです。最初は難しいと言ってたけど、今は面白いと思える。そして、レッスンの中で、のりこ先生聞いてください、この小説の中のこの表現がとても美しいと思いました、きれいな表現です。そんなことを私に話してくれるようになったんですね。うん、これが本のパワーだと思います。


そして、もう一つ。私のライティングチャレンジに参加してくれた生徒さんは、最近推理小説を読んだそうです。推理小説ってまたハードルが高いね。だって、ミステリーですよ。殺人事件です。警察が出てきて、だれが犯人か、どうしてこの人が殺されたのか、話の中でわかっていくわけですね。


でも、難しいけれども、ミステリーって実は読みやすいかな、って思うんです。なぜなら、私たちは続きが知りたいじゃないですか。うん、え?だれが犯人なの、どうしてこんなことになったの。どんどんどんどん先が知りたい。前に進みたい。展開が知りたい。わくわく、ドキドキするのがミステリーですよね。だから、意外とミステリーみたいな話は読みやすいかもしれません。


ちなみに、この生徒さんはあの有名な日本の作家さん、西村京太郎の「西伊豆変死事件」、「西伊豆変死事件」という推理小説を読んだそうです。いや、私はこういう挑戦を聞くと嬉しくなりますね。色々な生徒さんが本を読んでいます。


ま、もちろん、本が苦手で、本に興味がない方もいますね。いいんです。その方には、自分が好きなこと、興味があることのコンテンツを読むことをおすすめします。例えば、日本のスポーツが好き、日本のじゃ、なにが好きですか、スケート選手、スケート選手が好き。じゃ、その人の記事を読んでみたらいいかもしれないね。または、日本の、日本料理、日本料理が好きだったら、日本料理に関する記事やブログを読むのもいいかもしれない。なので、小説を読まなくてもいいけど、何か読むということを皆さんぜひチャレンジしてみてほしいなと思います。


ちなみに、私は今英語の本を読んでいます。ちょっと難しい、でも、なんとか半分終わりました。内容はニューヨークで、日本人の母親とアメリカ人の父親の間に生まれたハーフの方、この人は今ニューヨークに住んでいて、本を出したんですね。その本は、日本の、ま、東北の大きな地震があったでしょう、その地震のことについて書いてあって、その地震と、生と死、死ぬということ、そして、日本の宗教について書いてある本なんです。とてもスピリチュアルな本なんですね。ま、難しい英語の言葉がたくさん出てくるけれども、私は多読、立ち止まりません。少しずつ少しずつだけれども、前に前に進むやり方で、単語を一字一句調べないやり方で読んでいます。


皆さん、今日は本を読みましょうという話をしてみました。以上です。


Special Thanks go to Karen, トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!

Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

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