62.週休3日制 - 多様な働き方へ

みなさん、日本語の先生のりこです。日本語のポッドキャストLearn Japanese with Noriko Season 2、現在、Season 2をやっています。今日はSeason 2のエピソード62。トピックは週休三日制、多様な働き方へ、日本や世界が動き出した。または、動き出しているという話です。新年早々ね、私のポッドキャストクラブのメンバーから面白い記事の内容をシェアしてもらったんですね。日本で、まあ、大きな会社、企業である、パナソニックがこの週休三日制の導入を始める。導入を目指すという発表をしているんです。



で、このニュースは2022年1月の6日のニュースでした。で、その記事をシェアしてもらって、ああ、ぜひこれについて話してみようと思ったわけです。みなさんの国では、実験的に、選択的週休三日制をしている国、企業がありますか。日本では、これはまったく新しいことですけれども、まあ、世界的に、働き方改革、いろいろな働き方があってもいいんじゃないかという考えから、週休三日制を導入しようという動きがあるようですね。



え、恥ずかしながら、私は知らなかったんですが、まあ、記事で調べてみると、世界ではアイスランド、アイスランドがすでに実験を行っているそうですね。で、まあ、過去の実験の結果によると、一部の労働者、働いている人に、週休三日制の導入を実験的に行ってみた。この結果、生産性の低下は見られなかった。労働時間も増えることはしなかったんですね。労働時間を40時間から35時間に短縮して、で、賃金、給与、給料も減らすことなく、この週休三日制をやってみたのがアイスランドの実験。そして、結果は生産性の低下は見られなかった。むしろ、この実験に参加した人たちの幸福度が向上した。みんな、幸せな気持ちになった、とある記事では書いてあったんです。



みなさんはどうですか。みなさんが働く会社で、希望があれば、週休三日、大丈夫ですよって言われたら、みなさんは 「はい、お願いします」と言いますか。さて、話を元に戻して、このパナソニックではですね、え、まだ、これから始めるんです。まだ、始まっていないんですけれども、社員が希望すれば、週に三日休める、選択的週休三日制の導入を目指しています。そして、増えた休みの分、増えた休日に、社員に、副業してもいいよ。自分のスキルを高めるため、新しいスキルを身につけるため、自己学習などの時間に使ってくださいねっと言っているんです。私は、いいじゃない、とても理解がある会社だと思ったんです。まあ、でも、いろいろ調べてみると、まあ、この週休三日制、簡単じゃないですね。



まあ、大きくカテゴライズすると三つのパターンに分けることができるそうです。パターン1は休日を増やします。その代わり、毎月の給料が減りますというパターン。これはなんか嬉しくないかなあ、どうなのかなあ。パターン2、パターン2は、毎月の給料は変えません。その代わり、一日の労働時間が増えますよ。たとえば、ね、今までは8時間だったけれども一日10時間に増えますよ。その代わり、週三日休めますっていうような感じかなあ。これもなんだか嬉しくないかなあ。そして、パターン3は、3番目は休日を増やします。給料は変わりません。これがいいんじゃない、と私は思ったんですね。はい、給料は変えたくないですよね。同じ収入で、同じ給料で、でも一日休みが増える、よくないですか。



うーん、まあ、私は日本でも、イギリスでも、日本語の教師以外に会社で働いた経験があります。で、その時には週五日、月曜日から金曜まで仕事をする、フルタイムの会社員でした。まあ、いろいろあってその会社を辞めたんだけれども、もしですね、もし、その以前働いていた会社が、ね、給料は同じです、でも、希望すれば休日を一日増やしますよ、週休三日にしてあげますよって言われたら、私、もしかしたら、その会社に残っていたかもしれませんね。はい、そして、残った休みの日で、日本語を教えたり、日本語を教えるコンテンツを、まあ、十分作って、バランスのいい仕事ができたかもしれません。まあ、そんなことを考えたりもします。



じゃ、みなさん、週休三日のメリットとデメリット、いい点と悪い点って、なんでしょうか。考えてみてください。まあ、働く人。会社、企業の立場ではなくて、普通に働く労働者としての立場で、メリットとデメリットを考えてみてください。まあ、メリット、メリットはさっきもちょっと言いましたけど、プライベートが充実しますよね、ね。自分の時間が増えますから、自由な時間が増えるから、その時間で、スキルアップのための勉強ができる。副業ができる、ね。そして、もしかしたら、ジムに通うことができて、心身ともに、メンタルもフィジカルも健康を維持できる。どうですか。また、働く女性、子育てをしている女性にもいいかもしれません。子育てと仕事の両立がしやすいかもしれませんね。そして、日本は高齢化社会です、ね。おじいちゃん、おばあちゃんが多い、介護の問題がありますね。自分のお父さん、お母さんの介護をしなければいけない。その介護と仕事の両立がしやすいということがあるかもしれません。



ただ、デメリット、さっきの三つのパターンにあるように、もしかしたら、毎月の給料は減ってしまうかもしれません。その結果、将来もらえる年金も減ってしまうかもしれない。そして、一日、もっと長い時間働かなきゃいけないかもしれない。元々日本は残業が多い会社が多いのに、ね、その中で、一日の業務時間がもっと長くなるのはデメリットですね。



うーん、どうですか。みなさん、やっぱり、メリットとデメリット、いろいろあるようだけれども、私としてはいいんじゃないかなと思うんです。まあ、私はフリーランサーで、この半年ぐらいね、自分で働き方改革をしているんですね。まあ、週休三日にはまだできないんだけれども、プライベートレッスンの量を減らして、その分コンテンツを作って、Patreonでドネーションをもらって、そしてうまい具合にバランスを保つ、プライベートの時間もある。韓国語の勉強する時間もある、大好きな本を読む時間もある、大好きな韓国ドラマを見る時間もある、でもちゃんと仕事もする。バランスの取れた生活ができるように、少しずつ働き方改革をしているんですね。



うーん、あの、年を取れば取るほど、私はそういう考え方に変わってきました。一生懸命働くのももちろん大切です。まあ、私は仕事をしている時には、一生懸命やってるんだけれども、ね、さぼることはないんだけれども、でも、人生って仕事だけじゃないんですよね。うーん、自分のプライベートが充実しているからこそ、心身ともに健康でいるからこそ、いい仕事ができると思いませんか。ということで、週休三日制、みなさんはどう考えますか。日本の大企業、パナソニックが希望すれば週三日休めますよっていう、選択的週休三日制を目指しているという話をしてみました。はい、それでは今日はここまでです。


Special Thanks go to Donna, トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!

Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

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