128. 上級へのとびら15: てるてる坊主(ぼうず)

日本語の先生、のりこです! This is the Japanese Podcast. Let's Learn Japanese with Noriko and listen to Japanese every day. SONG👉https://bit.ly/2z9uknB 歌詞(かし)👉 てるてる坊主(ぼうず) てる坊主(ぼうず) あした天気(てんき)にしておくれ いつかの夢(ゆめ)の空(そら)のように 晴(は)れたら金(きん)の鈴(すず)あげよう Last Part👉 それでも曇(くも)って泣(な)いてたら そなたの首(くび)をチョンと切(き)るぞ Words: 童謡(どうよう) 梅雨(つゆ) ジメジメ 湿度(しつど) 坊主(ぼうず) ハンカチ お人形(にんぎょう)さん お祈り(いのり) 遠足(えんそく) 由来(ゆらい) お坊さん(おぼうさん) 身分の偉い人(みぶんのえらいひと) 罰(ばつ)

皆さんこんにちは、日本語の先生のりこです。


今日は教科書のシリーズですね、上級へのとびらからトピックを選びました。教科書の中の198ページの文化ノートです。198ページの文化ノートには、日本の歌、童謡について書かれています。童謡っていうのは、ま、日本に、ま、昔からある歌で、特に子供のために歌われた歌。ちょっと古い歌が多いです。ですから日本のポップ、ロック、アニメソングとは全然違います。


私は子供の時に、小学校の音楽の授業で、よくその童謡を歌いました。その中で6月にふさわしい歌、「てるてる坊主」について話します、てるてる坊主の歌です。


日本では6月、梅雨のシーズンです。梅雨、雨のシーズンになるんですね。ジメジメしていて、湿度が高く、そして雨の日が多い季節になるんですね。今でも子供たちが、このてるてる坊主を作るのかどうか、私には分かりませんが、小さい子供は、ハンカチとか布で、お人形さんを作るんですね。それがてるてる坊主っていうですけれども。髪の毛がないので坊主なんです、坊主ね、坊主。そして窓の所に飾っておいて、「明日天気になりますように、晴れますように、雨が止みますように」ってお祈りするんですね。これがてるてる坊主の人形の意味です。


私も子供の時に何回か作ったことがあります。例えばですね、何か次の日、面白いイベントがある、ピクニックに行くとか、遠足に行くとか、そんな時にですね、前の日の晩に、てるてる坊主を作った思い出があります。そして明日遠足が雨で中止になりませんように、遠足に行けますように、そんなことをお祈りした覚えがあります。まずはてるてる坊主という歌をちょっとだけ聞いてみましょう。YouTubeの歌になります。


「てるてる坊主(ぼうず) てる坊主(ぼうず) あした天気(てんき)にしておくれ。いつかの夢(ゆめ)の空(そら)のように 晴(は)れたら金(きん)の鈴(すず)あげよう」


どうでしょうか。またビデオのリンクを付けておくので興味があったらチェックしてみてください。歌手はね、古い歌ですからちょっと難しい、難しいけれども、ま、明日天気になってほしいという気持ちが込められた歌なんですね。


明日天気にしておくれ、私は歌が下手ですからうまく歌えませんけれども。てるてる坊主、てる坊主明日天気にしておくれ、いつかの夢の空のように晴れたら金の鈴あげよう。三番まで歌があるんです、三番まで。それでいろいろ調べてみると実はとても怖い話がこの歌にはあるんですね。三番目の一番最後の所に、最後の歌詞にですね、てるてる坊主、てる坊主、明日天気にしておくれ、それでも曇って泣いてたら、そなたの首をチョンと切るぞっていう歌詞があるんです。


もう一度最後のところ、読みますよ。それでも曇って泣いてたらそなたの首をチョンと切るぞっていう歌詞があるんです。え、ちょっと、子供の歌なのに怖くないですか。つまり、ね、こんなに祈って明日天気になるますようにとお祈りしているのに、それでも明日泣いてたら、雨が降っていたら、あなたの首、そなたの首、首はネックです、を切るよ。首を切るよって言っているんですね。この歌詞は、私、子供の時に知りませんでした。多分、ちょっとViolenceですから小学校ではそんなことを教えてくれませんね。でもネットで調べていると、本当の元々のLyrics には、その最後の部分があるんだそうです。


ある、ま、これ本当かどうかわかりません。1つのウエブサイトの情報では、この歌ができた由来ですね, 由来。昔々、昔ですね、このお祈りをする仕事をしていたのは、お寺のお坊さん、坊主だったんですね。そして身分の偉い人が坊主さんに、お寺の坊主にお願いしてください。明日晴れるように祈ってくださいというわけです。そしてお坊さんは一生懸命、お祈りするんですね。お祈りして晴れればいいんですけれども、もし雨が止まなかった、次の日も雨が降っていたりすると、罰としてPunishmentとして、このお坊さんは首を切られてしまったという話があるそうです。


これ、もし本当だったら、かわいそうな話ですね、酷い話です。なので、そんな面白い話・エピソードもある、このてるてる坊主の歌、6月に合いますね。最後の怖いところはおいておいて、晴れてほしい、雨は降ってほしくない、明日天気になればいいなあ、晴れたらいいなあ、これは皆が思うことではないでしょうか。


それでは今日は、中級の教科書の上級へのとびらの中から日本の童謡について話しました。その中でも、てるてる坊主、明日天気にしておくれ、その歌について話してみました。それではまた。


歌詞👉

てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ

いつかの夢の空のように 晴れたら金の鈴あげよう


Last Part👉


それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞ

童謡(どうよう)children’s song, nursery rhyme

梅雨(つゆ)rainy season 

ジメジメ damp, humid 

湿度(しつど)level of humidity 

坊主(ぼうず)Buddhist priest 

ハンカチ handkerchief 

お人形(にんぎょう)さん doll 

お祈り(いのり)player 

遠足(えんそく)outing, excursion 

由来(ゆらい)origin, history 

お坊さん(おぼうさん)Buddhist priest 

身分の偉い人(みぶんのえらいひと)someone with important status 

罰(ばつ)punishment 


Special Thanks go to Donna & Maria. トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!

Join my Patreon to get bonus tracks & videos. 

https://www.patreon.com/japanesewithnoriko

Buy Me a Coffee at ko-fi.com
Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

Previous
Previous

129. 日本の名前「典子(のりこ)」は古い!

Next
Next

127. スムージーの効果