156. 7月7日は七夕(たなばた)の日
皆さん、こんにちは。日本語の先生、のりこです。
今日、私がこれを話しているのは7月の7日です。7月の7日。日本では7月の7日は七夕の日なんですね。
七夕って聞いたことがありますか。この日、日本では特に子供たちはお願い事を紙に書くんですね。例えば、「お金がもらえますように」とか、何ですか。何をお願い事するんだろうね、子供って。「ゲームがほしい」とかかな。そういうお願い事を紙に書いて、笹の葉に付けるんですね。
そういう伝統的な行事が七夕なんですけれども、面白いお話もあるんですね。
昔々、織姫と彦星が住んでいたんです。織姫は神様の娘で、仕事は神様の着物を作る仕事をしていました。とても働き者で、毎日着物を作っていたんです。
彦星は牛の世話をしているしっかり者の働き者でした。その二人が出会って、結婚します。
織姫と彦星は結婚して、幸せに暮らすかと思われたんですけれども、今まで働き者だった二人は結婚してから、急に仕事をしなくなって遊んで暮らすようになってしまったんですね。
これを見た神様は怒ったんです。だって、神様は織姫にきれいな着物を作り続けてほしいわけですね。でも、織姫は着物を作るのをやめてしまいました。
そこで怒った神様は二人の間に、天の川(あまのがわ)、天の川を作って、二人を離してしまったんです。二人はもう会えなくなって、川の反対側と反対側で泣いています。
それを見た神様は「じゃ、全く会えなくなるのはかわいそうだから、一年に一度だけ二人に会わせてあげましょう」。一年に一度だけ。それが7月の7日と言われているんですね。 そして、織姫と彦星は一年に一度会うために一所懸命働くようになったんです。
いろいろなバージョンの話があるみたいで、私が今話したのはそのいろいろなバージョンのうちの一つなんですけれども、この七夕の日、天の川で織姫と彦星が一年に一回だけ、今日だけ会えるという日なんですね。
そして、「織姫に会えますように」とか、「彦星に会えますように」、その思いが今のこの子供たちが自分の願いを書く、「こうしてほしい」、「こうなってほしい」という思いを書くということにつながっているんだと言われています。うまく説明できたかな。
さて、お願い事を書く時に、「〜ように」という言い方をよくするんですね。例えば、私だったら、「韓国語がもっと上手になりますように」とか、「iTalkiで新しい生徒さんが増えますように」とか、「早くコロナが終わって旅行に行けますように」。こういう風に「ように」をつけて、自分の願い事を現します。
皆さんは何をお願いしたいですか。恋人がいない人は「かっこいい彼氏ができますように」と言うかもしれませんね。
お金が欲しい人は「お金持ちになりますように」って言うかもしれません。
色々な願い事を考えてみてください。その時には「〜ように」というふうに文を作ります。
はい、それでは、今日は7月7日は七夕の日、そして、織姫と彦星のお話をしてみました。
また明日。
七夕(たなばた)star festival (held in July/August)
お願い事(おねがいごと)request
笹(ささ)bamboo grass
織姫(おりひめ)Vega star
彦星(ひこぼし)Altair star
働き者(はたらきもの)a hard worker
しっかり者(もの)person of firm character
遊んで暮らす(あそんでくらす)to have fun in life
天の川(あまのがわ)the milky way
離す(はなす)to separate, part→引き離す(ひきはなす)to pull apart
つながる to be connected, tied together
「韓国語がもっと上手になりますように」May my Korean language skills improve!
「旅行に行けますように」I wish I could travel!
「彼氏ができますように」May I have a boyfriend!
「お金持ちになりますように」May I be rich!
Special Thanks go to Maria and Donna. トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!