245. キク日本語にゲスト出演しました!
皆さん、こんにちは。日本語の先生Norikoです。
私のInstagramのアカウント、norijpteacherの方でもお知らせしましたが、私は最近YouTubeチャンネル「キク日本語」にゲスト出演をしたんです。皆さん、もうそのビデオを見てくれましたか。まだの方はぜひ見てくださいね。
「キク日本語」のあずささんとは、私のポッドキャストのエピソード216でコラボさせてもらいました。そこでは、私があずささんにインタビューさせてもらったんです。今回は、コラボ第二弾ということで、私がゲスト出演して、あずささんの質問に答えています。
いろいろな質問を受けたんですが、例えば、どうして私がpodcastを始めたのか、とか、ポッドキャストなどの音声教材を使った勉強方法とか、そういう質問に答えています。
さて、「キク日本語」のチャンネルは、本当に役に立つコンテンツがいっぱいです。リスニングができ、しかも日本語字幕と英語字幕のあるビデオがほとんどです。とても丁寧にコンテンツが作られていますので、私も自信をもってみなさんにおすすめできます。
インタビュービデオの中でも同じことを話したんですが、リスニングの勉強の仕方、オーディオ教材の勉強の仕方、ポッドキャストの使い方について、話したいと思います。
皆さんは、オーディオ教材をどのように使って勉強していますか。またポッドキャストをどのように使っていますか。
これね、本当にいろんな人がいろいろ話しているんです。ただ聞くだけで上手になる、話せるようになるという人もいれば、いやいやそれだけじゃない、という人もいます。
私の考えを話します。みなさんも知っているかもしれませんが、リスニングには2つのやり方があると言われています。それは、アクティブリスニング(Active Listening)とパッシブリスニング(Passive Listening)です。
私はどちらかが一つだけいい、とは思いません。2つを上手に使うのがいいと考えています。
もう一度ここで説明させてください。アクティブリスニングは、内容を理解しようとして、積極的に聞く。つまり、トランスクリプトやスクリプトを見ながら聞いてみるとか、あとで単語を調べてみるとか、ノートに聞いた単語や文を書きながら聞くとか。さらには、トランスクリプトを音読して声に出して読んでみたり、一緒にシャドーイングしてみたり。そういうやり方です。
パッシブリスニングは、ただ聞く。たとえば、他のことをしながら聞く。歩きながら、料理しながら聞く。だからもしかしたら、ちゃんと聞いていないかもしれない。聞き流しているだけかもしれない。そんな聞き方です。
たとえば、私のポッドキャストですが、初級レベルには難しいですね。それでも、沢山の人が聞いてくれています。この人達は、日本語の音、サウンドに慣れたいんですね。だからただ聞くだけ。日本語の音に慣れるという意味では、パッシブリスニングはとてもいい方法です。
または忙しい人。通勤途中のバスや電車、車の中で聞いてくれている人もたくさんいます。これもパッシブリスニングだね。でも、私のポッドキャストには単語のリストがあるんです。サイトには単語の英語訳もあるので、それらをチェックしてから聞けば、それはもうアクティブリスニングになると思います。
さらには、私のポッドキャストのエピソードをだいたい内容がわかるようになるまで、3−4回繰り返し聞いてくれる人もいます。これは、Repetitive listeningといって、とても有効な勉強方法の一つです。まあ、Repetitive listeningの場合、同じコンテンツを何十回、とにかく繰り返し聞いてください、と言われます。だから何度も何度も何度も聞く。繰り返して聞く。だから、これは、ある意味、アクティブリスニングかもしれません。
さらには、読む練習もしたいという人も中にはいます。だから、私のトランスクリプトを読みながら、聞いてくれている人もたくさんいるんですね。すごいです。でもこれは、私のトランスクリプトを読む場合は、やっぱりレベルが中級以上ですね。このやり方は初級にはおすすめしません。私のコンテンツには漢字がたくさんありますから。
でもですね、RikaichanやYomichanとか、いろいろな辞書の拡張機能を使えば、漢字の読み方がわかって、意味がすぐに調べられる時代なんです。だから読みながら聞くこともけっこう今は簡単にできるかもしれません。Chromeの拡張機能、RikaichanやYomichanをチェックしてみてください。
最後に、シャドーイング。これは本当に自分のレベルに合った教材を見つけたほうがいいと思います。私のポッドキャストはシャドーイングには向いていません。個人的には、アマゾンジャパンで買えますが、「Shadowing 日本語を話そう」というシリーズの本がいいと思っています。実は私も持っているんですが、けっこういいですよ。とてもいい教材です。一つ文句を言うとしたら、付属している音声ファイルがCDなんです。この時代CDはだめですよね。
そして、自分の持っている教科書のオーディオファイルを使うのもいいと思います。教科書の日本語は自然じゃないとよく言われますが、プロが正しい日本語で作った教材です。だから、それを何度も聞いてシャドーイングに使うのはいいと思います。
私は、最近、韓国語の勉強ですが、Talk to me in Koreanという会社の会話のオーディオを使って、よく、音読またはシャドーイングをしています。そのおかげか、イントネーションや発音が少しうまくなってきたと、最近褒められました。だから、やっぱりシャドーイングはいい方法だと思います。
ということで、今日は「キク日本語」にゲスト出演したという話と、アクティブリスニングとパッシブリスニングについて話してみました。
じゃ、またね!ばいばい。
ゲスト出演(しゅつえん)a guest appearance
字幕(じまく)subtitle
教材(きょうざい)teaching materials
音読する(おんどく)read aloud
聞き流す(ききながす)just listening
慣れる(なれる)get used to
何度も(なんども)many times
拡張機能(かくちょうきのう)browser extension
時代(じだい)a period, time
付属(ふぞく)attached
褒める(ほめる)to praise