353. 日本のジーンズ

皆さん、こんにちは。


皆さん、早速ですが、質問です。皆さんはアメカジという言葉を知っていますか。アメカジ。日本で生まれたファッションスタイル、ジーンズを中心としたアメリカンカジュアルファッションスタイル。アメリカンカジュアル、これカタカナで言います。なぜなら、この言葉は日本で生まれたからですね。なので、日本風に話しますけれども、アメリカンカジュアルというファッションスタイルが短くなって、アメカジ。面白いですね。


私は全然おしゃれな人間ではありません。若いとき、日本に住んでいたとき、独身のときには、結構お金を無駄使いして、服やカバン、靴をよく買っていました。でもですね、今は全然気にしない。ま、私はユニクロが好きなので、ユニクロでよく服を買うんですけれども、でも、しょっちゅう服を買っているわけではありませんね。そして、ジーンズと、ま、上は長袖シャツ、それが私のスタイルですね。本当におしゃれじゃない。おしゃれじゃないんだけれども、そんなおしゃれじゃない私が、今日はファッションについて、ジーンズについて話したいと思うんですね。


この話をしようと思ったきっかけがあります。それは私の生徒さんです。え、この生徒さんは、ま、最近よく話している、私のWritingチャレンジに参加してくれている、イギリスに住んでいる生徒さんなんですね。この生徒さんはアメカジファッションがとても好きで、ま、日本の国産ジーンズ、日本で作られた日本国産ジーンズについて、詳しいんです。ある作文で、エッセイでそのことについて、書いてくれたんですね。


そして、私は本当に面白いトピックだと思ったんです。なぜなら、ジーンズというのは、ま、Levisという有名なジーンズブランドがあります。日本語では、私達はリーバイスと言います。リーバイスは日本でとても人気なジーンズのブランドなんですけれども、ま、日本人は本当にジーンズが好き。そして、好きだからこそ、日本独特のやり方で、こだわって職人さんが日本国産のジーンズも作り出した。そして、今ではその国産ジーンズは世界中で有名になりました。そんな歴史があるジーンズの話をしたいと思うんですね。ま、この生徒さんのおかげです。


この生徒さんから面白いビデオを2つ紹介されました。Youtubeのビデオです。え、もし、アメカジとかジーンズについて、もうちょっと知りたいと思ったら、そのビデオを見てみてください。私のトランスクリプトのページにつけておきますね。

このビデオの中である日本人の人がこう答えているんです。質問は、「どの年代、どの年代に戻れるとしたら戻ってみたいですか。」彼は迷わず、60年代。60年代に戻りたいと言いました。


その理由はですね、今のファッションは質が悪い、質感が悪い、なんでも質が悪い。でも1960年代の服は、普通にいいものだった。いいものを人々は当たり前に着ていた時代で、その60年代に戻りたいと彼は言っていて、うわー、面白いなと思ったんですね。ま、その質がいいという話なんです、今日は。日本人で、どうしてこのジーンズを日本で作ろうと思ったのか。これには面白い話があるんですね。


60年代のアメリカのジーンズはとても質が良かったそうなんです。作り方、色々な部分に職人さんのこだわりがあった。そして、もちろん、ほぼ手作りですよね。一つ一つこだわって作っていた。でも、今はそんなことありません。安い工場で安く作る。そして、安く売る。これがファストファッションと呼ばれる世界ですね。


でも、日本人は昔の質のいいジーンズを研究して、その当時のやり方を研究して、全く同じやり方でこだわりをもって作るということを始めたんです。そして、そのこだわりを持った作り方をする、そのブランドが生まれた町があるんですね。それが実は、私の故郷なんです。私の故郷、岡山県倉敷には国産ジーンズブランドで有名な児島という町があるんです。私も何回か行ったことがあって、小さい町にたくさんのジーンズのファクトリーがあるんですね。


そして、大量生産をするわけではなく、ものすごくこだわった作り方で作っているジーンズの工場がある町があるんです。そこで、国産の有名なブランドが生まれたそうなんです。面白くないですか。


え、ジーンズはアメリカから来ました。そして、そのジーンズがとても好きになって、日本人は日本人のやり方で、職人のやり方で、細部までこだわって、研究して、質の高いジーンズを作り出すようになったんです。ですから、日本人にはアメカジとかジーンズファッションにはとてもこだわりがある人が多いそうなんですね。そして、アメカジ、ジーンズをカジュアルに着こなすというスタイルが日本で生まれたそうなんです。


ま、私はファッション雑誌を今でこそ読むことは全然ないんですけれども、日本にはたくさんのファッション雑誌があります。男性向けのファッション雑誌もあって、その中にはアメカジを特集したり、ジーンズを特集したりする記事が今でもたくさんあります。え、そして、さっき言ったビデオ見てくれたらわかるんだけれども、日本人は本当にジーンズにこだわっている人が多いそうなんですね。そして、今でもヴィンテージジーンズも人気がある。

あの、ちょっと思い出しました。私は、ま、今でこそもう解散して、ないんだけれども、SMAPっていうアイドルグループが日本にいて、私は本当にそのジェネレーションなんですね。SMAPのファン。その中のメンバーの草なぎくんという人が、草なぎさんは、Levisのジーンズ、ヴィンテージがとても好きで、ま、集めている。何十万もする、たぶん何百万もするヴィンテージを集めているという話を聞いたことがあります。


日本にはヴィンテージ好き、ヴィンテージジーンズ好きのマニアなジーンズ好きも多いし、こだわりをもって、アメカジというファッションスタイルを追求する人たちもいるし、そして、こだわりをもって、国産ジーンズを作り出すグループ、ブランドもいる。面白いですね。あの、ファストファッションとは本当に逆な、逆なトレンドなんですよね。時間をかけて、研究して、昔ながらのやり方で、質の高いジーンズを作る。


うん、ま、そういう世界が日本にはある。そして、そういう世界が好きで、日本のジーンズを求めに日本に来るという人たちが世界中にいるということを、この生徒さんから教えてもらったんです。ま、ちょっとうまく説明できなかったけれども、面白いですね。皆さん、もしジーンズに興味があれば、私の故郷、岡山県倉敷市の児島という町に行ってみてください。本当にたくさんのジーンズショップが小さい町にたくさんたくさん集中しています。面白い町ですね。


はい、じゃ、今日はジーンズについてちょっと話してみました。

Special Thanks go to Karen トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!


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Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

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