120.夢を叶えたヒージンさん
[00:00:00.650] - Noriko
皆さん、こんにちは、日本語の先生のりこです。今日のゲストは、私のコミュニティ JAPANESE TOGETHER のメンバーで、現在東京でお仕事をしているHee Jihnさんです。それでは、Hee Jihnさん今日はよろしくお願いします。
[00:00:16.520] - Hee Jihn
はい、よろしくお願いします。
[00:00:18.890] - Noriko
はい、Hee Jihnさん、お元気ですか。
[00:00:20.960] - Hee Jihn
はい、元気です。のりこさんは。
[00:00:23.090] - Noriko
元気ですよ。でもね、最近、ちょっと珍しく暑くて、北アイルランドにいるのに夏バテ気味です。
[00:00:31.580] - Hee Jihn
えー、そうですか。いやぁ、東京にはもう夏ですね。
[00:00:36.710] - Noriko
めっちゃ暑いよね、多分そっちの方がね。
[00:00:38.660] - Hee Jihn
暑いです。はい。
[00:00:39.350] - Noriko
うん、ほんと、ほんと。じゃ、あの、Hee Jihnさん。まず最初に簡単に自己紹介をお願いします。
[00:00:46.490] - Hee Jihn
はい。えーと、皆さんこんにちは、Hee Jihnと申します。マレーシア出身で、今東京でソフトウエアエンジニアとして働いています。よろしくお願いします。
[00:00:59.960] - Noriko
はい、Hee Jihnさんとは、もう長いお付き合いで、私がPatreonでPodcast Club をしている時からのお付き合いになります。本当にいつもサポートありがとうございます。
[00:01:14.450] - Hee Jihn
いや、ありがとうございます。
[00:01:15.740] - Noriko
いえいえ。じゃあ、今日ね、皆さん、あの、インタビュー、前半、後半でトピックを変えようと思っているんですが、前半はHee Jihnさんの日本語の勉強についていろいろ聞いていって、後半は、東京で日本で働きたいという夢を叶えたHee Jihnさんがどのように就職活動とか、していったかっていうことを聞いていきたいと思っていますので、はい。では早速Hee Jihnさん日本語はもうどのぐらい勉強しているんですか。
[00:01:46.040] - Hee Jihn
そうですね、ほぼ 8 年間ぐらいですね。
[00:01:49.490] - Noriko
あぁ、 8年長くなりましたね。
[00:01:52.190] - Hee Jihn
そうですね。
[00:01:53.840] - Noriko
うん、あの、この 8年どうでした。
[00:01:57.080] - Hee Jihn
いや、なんか、つまずいたりして、なんか、いい風景も見られて、で、最後は今の自分がいるということは、なんか、不思議なだあと思っています。
[00:02:13.190] - Noriko
そうですね。だから長く勉強したからこそ、なんか、言える、深みのある言葉ですけど。
[00:02:20.210] - Hee Jihn
そうですね。
[00:02:20.210] - Noriko
うん。でもきっかけは、その 8年前、日本語の勉強を始めるきっかけは何だったのかな。
[00:02:28.560] - Hee Jihn
ああ、その時は、単純にアニメの、その、セリフとかは、字幕なしで理解したいと思って、勉強を始めました。
[00:02:40.770] - Noriko
うん、うん。あの、Hee Jihnさんアニメ好きなんですよね。
[00:02:43.710] - Hee Jihn
そうですね。
[00:02:44.460] - Noriko
ちょっと、あの、話がそれるけど、一番好きなアニメは。
[00:02:48.060] - Hee Jihn
はい、みなさん、たぶん、知ってる方がいると思いますが、 ANGEL BEATS 結構古いアニメです。
[00:02:57.870] - Noriko
ANGEL BEATS、大好きなんだよね。うん、じゃ、アニメがきっかけで勉強を始めて、で、その 8年の中で色々ありました。で、初級、中級、上級で、それぞれのレベルで、Hee Jihnさんはどのような勉強方法をしてきたの。
[00:03:15.140] - Hee Jihn
えっと、最初は、あの、えっと、初級は大学で、選択科目として、勉強を始めて、で、大学 3年 、4年ぐらい、いつも、その、授業で勉強して、その時、「みんなの日本語」を使いました。
[00:03:40.610] - Noriko
あ、じゃ、あの、クラスとして先生がいて、ちゃんと「みんなの日本語」を通して勉強したんだ。素晴らしい。
[00:03:47.650] - Hee Jihn
はい。
[00:03:48.820] - Noriko
はい、基礎をね、しっかり勉強しました。
[00:03:50.860] - Hee Jihn
はい。
[00:03:50.860] - Noriko
で、その後は。
[00:03:54.920] - Hee Jihn
その後卒業して、ま、その、授業とかはもうないので、やはり自分でやるという、その決まりで、ちょっと、その時は、N4ぐらいのレベルだったので、全然話すことはできなかったんで、ま、その、やっぱりN3にいきたいので、N3の、その、教科書とか、買って、ま、ひたすら読みました。
[00:04:29.850] - Noriko
ああ、本当に。じゃあ、ちょっと、あの、試験も受けてみた、N3の試験とか、その時ね。で、
[00:04:36.030] - Hee Jihn
そうです。
[00:04:36.690] - Noriko
ま、中級に、じゃ、行って、その後は?中級から上級。
[00:04:42.660] - Hee Jihn
ああ、その前に、なんか、その、N3を合格して、次はN2ですね。N2は、結構難しくて、なんか、今まで自分のやり方、勉強方法は、なんか足りないなと思って。はい。その 、WEB で検索して、最初は、その、Ankiというアプリを使ってみましたね。
[00:05:13.040] - Noriko
うんうん。
[00:05:13.040] - Hee Jihn
そうですね。N2まではAnkiを使って勉強しました。
[00:05:21.680] - Noriko
うんうん、じゃ、AnkiはHee Jihnさんにとっては効果的なツールだったんですね。
[00:05:27.230] - Hee Jihn
そうですね。効果的だけど、ちょっとつらかったです。
[00:05:32.360] - Noriko
あ、本当に?そこ、知りたいんです。どういうところがつらかったんですか、Ankiで。
[00:05:38.780] - Hee Jihn
なんか2000とか3000枚、カードになったら、ちょっと結構毎日は 100 以上の、その、レビューをしなくてはいけないので、はい、結構時間が取られましたね。
[00:05:55.820] - Noriko
じゃ、Hee Jihnさんは自分でカードを作って、で、それが 300、 3000枚ぐらいになって、毎日毎日ずっとカードをやってたんだ。
[00:06:04.130] - Hee Jihn
はい、そうです。
[00:06:05.780] - Noriko
うわ、すごいな。でも、それもなんと、ま、つらかったけど、続けられたんですね。
[00:06:11.060] - Hee Jihn
そうですね。N2合格まで続けました。
[00:06:14.660] - Noriko
うわ、すごい、すごい、ね。じゃあ、それが何年目ぐらいですか。勉強を始めてから。
[00:06:21.170] - Hee Jihn
それが、えっと、最近ですね。最近 3年前ぐらい。
[00:06:29.120] - Noriko
3年前ぐらいですね。うんうん。で、もう本当に上級、上級目指すぐらいの、あの、自分の勉強方法で、試験勉強以外で、何か頑張ったことありますか。
[00:06:45.450] - Hee Jihn
ああ、そこは、その、N2合格しても、なんか点数があまり良くなくて。あと、その、日本語を話すのは、まだまだ遅いなと思って。また、その、ほかの方法をちょっと調べて、で、ちょうど2020年の時に、Teppeiさんのポッドキャストを見つけました。
[00:07:19.870] - Noriko
よかったね。
[00:07:22.060] - Hee Jihn
はい。ようやく、そこから。
[00:07:23.950] - Noriko
よかった。
[00:07:24.670] - Noriko
それはいい出会いで。じゃあ、そこからTeppei先生のポッドキャスト、もうほとんど聞いたんでしょ。
[00:07:31.180] - Hee Jihn
そうですね。えーと。
[00:07:33.820] - Noriko
たくさんあるよね、エピソード。
[00:07:35.350] - Hee Jihn
そうですね。 600回ぐらい聞きました。
[00:07:39.160] - Noriko
ね。で、最初は聞くだけだったけど、何か、その特別にポッドキャストを使って勉強方法、あったの?聞くだけ。
[00:07:47.710] - Hee Jihn
えっと、最初の 3 カ月ぐらい、本当に聞くだけですね。
[00:07:54.540] - Noriko
うん、たくさんたくさん聞いてました。うん。
[00:07:58.210] - Hee Jihn
そうですね。あとは、その、聞いてやはり、その、話したいと思って。えーと、まあ、 その、ポッドキャストを使って、Teppeiさんのポッドキャストを使ってシャドウイングをしました。
[00:08:13.730] - Noriko
そうそう、その話、覚えてる。ね、シャドーイング結構大変だけど、ま、自分の好きなコンテンツが見つかったからできたことですよね。うん。
[00:08:23.340] - Hee Jihn
そうですね、毎日 20 分くらいしましたが、そのあとは結構疲れました。
[00:08:29.900] - Noriko
うん。そうだよね。シャドーイングは本当に疲れると思う。うーん、いやでもTeppei先生も、この言葉を聞いたら喜ぶわ。すごい。で、やっぱり、どんどん聞けば聞くほど、なんかインプットが入って、今度は話したいと思うようになるわけですね。
[00:08:44.690] - Hee Jihn
はい。
[00:08:46.550] - Noriko
Hee Jihnさんは、その、話す練習は、何かずっと特別なことしてきたんですか。その、先生がいたとか。
[00:08:54.640] - Hee Jihn
その、初めのごろは、その、やっぱり、その、発音とかアクセントとかを、気になるので、その、アクセントの練習をしました。
[00:09:09.130] - Noriko
うん、それは先生と?
[00:09:11.820] - Hee Jihn
自分で、その、えっと、確かに YOUTUBE のあるチャンネルを使って、えっと、その、頭高とか中高とか、そういうシステム・・・
[00:09:24.470] - Noriko
そうそうそう、素晴らしいね。じゃあ、自分で勉強して、ちょっとアクセントとかピッチアクセントとかの勉強しながら、でも、あの、会話は?例えば友達がいたとか、なんか、日本語を実際に話す場面は。
[00:09:40.080] - Hee Jihn
えっと、そうですね。そのあとは、Italkiで先生を見つかって、先生と話しました。あとは自分の、その、ゲームをやるグループの友達がいて、ほぼ毎日かな?一緒に日本人の友達とゲームをやりました。
[00:10:03.620] - Noriko
そう。それがね。やっぱり面白い。あの、Hee Jihnさんはゲームも好きだから、その、離れたところの友達ってことですよね。Hee Jihnさんはそのときマレーシアにいて、お友達はたぶん日本ですよね。日本人。
[00:10:14.540] - Hee Jihn
そうですね。
[00:10:15.110] - Noriko
日本、日本に住んでる日本人。で、あの、オンラインでつながって、チャットしてたんですよね。
[00:10:21.710] - Hee Jihn
そうですね。
[00:10:22.400] - Noriko
うわ、じゃ、ほとんど毎日そうやって日本語を使って、練習してきました。
[00:10:29.240] - Hee Jihn
はい、ほぼ毎日ですね。はい。
[00:10:31.270] - Noriko
あ、そうやってね、どんどんレベルが上がったんだ。それで、あの、去年だったかな、あの 、JLPT の 1級合格しました。
[00:10:39.980] - Hee Jihn
はい、そうですね。
[00:10:40.780] - Noriko
いや、改めて、おめでとうございます。
[00:10:43.310] - Hee Jihn
ありがとうございます。
[00:10:45.590] - Noriko
一級に関しては、何か特別な試験勉強しました。
[00:10:50.610] - Hee Jihn
特に試験勉強というより、その、自分が、なんか、もっと上達したい勉強方法を自分でやってみて、あ、ちょうどN1も合格しましたなあ、そういう・・・
[00:11:06.090] - Noriko
そういうことだよね。何か自然にインプットたくさんして、自分が必要だと思うことをやっているうちに N1のレベルにいってたってことですよね。
[00:11:16.350] - Hee Jihn
そうですね。
[00:11:18.000] - Noriko
ね、おめでとう。本当に面白い。
[00:11:20.280] - Hee Jihn
ありがとうございます。
[00:11:20.280] - Noriko
うん、でも、どうですか。実際に受けて合格した時、ね、ああ、合格って分かった時、なんか、思いがありました。
[00:11:30.280] - Hee Jihn
いや、なんか、N1は、その、N1の試験を答えるときに、その文法のルールとかを考えながらじゃなくて、なんか感的に、その全部の答えを、その、なんか、自然に答えが湧いて。
[00:11:55.570] - Noriko
うん、わかる。
[00:11:57.040] - Hee Jihn
なんか、え、こんなことはありますか?ちょっと不思議です。
[00:12:04.170] - Noriko
不思議な感じね。だから、もうそのレベルに達したってことですよね。その文法で、あ、これはこの文法のポイントだから、これだっていう答え方じゃなくて、自然にこれが普通の自然の日本語だっていうので、答えを選べたってことでしょう。
[00:12:20.090] - Hee Jihn
そうですね。
[00:12:21.450] - Noriko
もうそれは理想的ですよね。
[00:12:23.880] - Hee Jihn
はい。
[00:12:25.800] - Noriko
これはだから 8 年間勉強したHee Jihnさんだから到達できたレベルだと思うんですよね。
[00:12:33.690] - Hee Jihn
うん、そうですね。多分その最後の、その、2020年の 1 年間が、なんか、全部、その一つになるというか。
[00:12:49.980] - Noriko
うんうん。なんか今までの学習がまとまってきてね。
[00:12:53.100] - Hee Jihn
そうですね。
[00:12:53.700] - Noriko
うんうん、うわ、すごい。いや、これ、あの、本当に皆さんに経験してほしいけどなかなかね、そこまでたどり着かない人が多いかも。何か JLPT 本当に大切なのは分かるんですよ。でも、みんなの勉強の仕方が、本当にJLPT合格対策、この文法を覚えようみたいな。でも、でもそれは何かちょっと自然な流れじゃ本当はないんだよね。
[00:13:19.420] - Hee Jihn
そうですね。後は、自然に、そのイメージから、日本語に話すのは、それは本当に素晴らしい感覚です。
[00:13:32.860] - Noriko
うんうん。いや、ありがとう。ものすごい、これはいいことを聞けました。うん、で、ま、そうなるまでにね、やっぱりたくさん努力したってことですよね。
[00:13:43.860] - Hee Jihn
はい、あの、ちょっとルー・・毎日のルーティンを話しますか。
[00:13:48.840] - Noriko
ああ、いいですよ。お願いします。
[00:13:50.990] - Hee Jihn
はい、そうですね、その、一つ、ま、あの、起きて、ポッドキャストを聞いて後はシャドーイングはしますね。
[00:14:06.970] - Noriko
あ、今でもシャドーイングしているんだ。
[00:14:10.690] - Hee Jihn
あ、その、去年までです。
[00:14:10.690] - Noriko
あ、去年の時、あ、ごめんなさい。そうね。その 2020年の時とか、その時ね。うんうんうん。その時は朝一番に起きてTeppeiさんの声でシャドーイングをしていました。
[00:14:21.490] - Hee Jihn
はい、はい。
[00:14:23.620] - Noriko
面白い。うんうん、それが朝のルーティン。うん。
[00:14:27.760] - Hee Jihn
で、あとはニュースも、ま、動画が載っている記事、ニュース、その動画を見ながら、その記事を読みます。
[00:14:39.390] - Noriko
うんうん。
[00:14:41.140] - Noriko
わかります。
[00:14:42.700] - Hee Jihn
それは僕にとって大切、理由は、そういうやり方は、なんかオーディオブックみたいな感じですね。
[00:14:55.950] - Noriko
うんうんうん。わかる。私も最近、すごくその重要性を感じてる。聞くと同時に、これはビデオもあるから、見、見られるし、で、同時に文字を読んでいくってことですよね。
[00:15:08.510] - Hee Jihn
はい。
[00:15:08.510] - Noriko
うんうんうん。
[00:15:10.540] - Hee Jihn
なので、その、聞く間に、そのN1とかの、その、単語とかもついつい覚えました。
[00:15:21.180] - Noriko
あ、自然にね。コンテクストの中で。うん、ちなみにどのニュースの記事を使ってたの。NHK?
[00:15:26.670] - Hee Jihn
あ、FNN というサイトの記事。
[00:15:31.140] - Noriko
分かります。皆さん、うんうん、これも有名なサイトですね。はい。じゃあ、それが、それをやって、じゃあその後もあるんですか、ルーティンが。
[00:15:40.380] - Hee Jihn
そうあとは、えっと、そうですね。時間がある時にアニメとか、ゲームとかをやりました、日本語で。
[00:15:53.490] - Noriko
それは楽しいことにもつながりますよね。だって、友達とチャットして、ゲームも楽しいし、なおかつ日本語も話せるし。
[00:16:01.830] - Hee Jihn
そうですね。
[00:16:03.780] - Noriko
ただ、その楽しいっていうのも長く続けるポイントですよね。
[00:16:07.740] - Hee Jihn
はい。
[00:16:09.060] - Noriko
うん、わかるわかる。
[00:16:09.630] - Hee Jihn
あとは、その、前に言ったAnkiは全部やりました。
[00:16:16.910] - Noriko
はい。そうそう。ま、それは終わったってことですね。いや、やり、やり遂げた、ね。
[00:16:23.400] - Hee Jihn
やり遂げた!
[00:16:23.400] - Noriko
やり遂げました。はい、それも、でも本当に辛かったけど意味があることでした。ありがとう。うわー、え、じゃあ後半は、その仕事とか日本での生活について話していきましょうね。うん、じゃ、あの、私が覚えている範囲では、その就職活動をしていた時には、もちろんHee Jihnさんはまだマレーシアにいて、しかもコロナ禍でしたよね。
[00:16:48.720] - Hee Jihn
はい。
[00:16:49.170] - Hee Jihn
うーん、コロナ禍ですごく大変な時にどうやって就職活動を進めたんですか。
[00:16:57.530] - Hee Jihn
えっと、日本企業のリクルーターさんとつなげて、そのリクルーターさんに履歴書を送って、あの、自分が、その、こういう条件の会社に働きたいとちゃんと伝えて、その、リクルーターさんが見つけてくれました。
[00:17:24.020] - Noriko
おお、じゃあ、日本の例えば東京にあるエージェンシー、エージェンシーとつながったってこと、つながったということですか。それとも直接企業の会社のリクルーターさん、その、人事部の人とつながったってことですか。
[00:17:38.800] - Hee Jihn
あ、エージェンシーを使いました。
[00:17:39.610] - Noriko
エージェンシー。あ、いいですね。じゃあ、ああ、でもすごい。積極的に自分からじゃ、人とコネクションをつくって、自分のこの要望を言ったわけですね。こういう仕事がしたいんだ。こういうスキルがあるから。
[00:17:51.130] - Hee Jihn
はい。
[00:17:53.800] - Noriko
じゃ、やっぱりリクルーターさんを使うのはいい方法ですね。
[00:17:58.000] - Hee Jihn
そうですね。最初自分の国から日本に転職したいなら、ま、その、自分からのコネクションがあまりないので、リクルーターさんの方が一番やりやすいかなと思います。
[00:18:13.520] - Noriko
うんうん、で、そのときは英語だったんですが、最初、日本語、英語。そのコンタクト。
[00:18:20.900] - Hee Jihn
えっと、最初は、えっと、英語の履歴書を送りましたが、その、日本語の履歴書がいいと言われて、はい、それをもう一度日本語で作りました。
[00:18:39.310] - Noriko
おお。そっか。で、やっぱりリクルーターさんの人は、日本人で、日本語でやりとりを進めたってことかな。
[00:18:45.200] - Hee Jihn
はい、そうです。
[00:18:45.590] - Noriko
あー、面白いな。そっかそっか。で、実際に紹介されて面接までいくじゃないですか、企業さんと。
[00:18:53.220] - Hee Jihn
はい。
[00:18:53.900] - Noriko
企業の面接とか、そのプロセスは全部日本語。
[00:18:58.700] - Hee Jihn
全部日本語でした。
[00:19:00.590] - Noriko
おお、やった。それもすごいな。うん、じゃ、Hee Jihnさん、さ、いろいろ面接ね、やってきたと思うけど、何か印象に残っている日本語の質問、面接の質問がないですかね。
[00:19:13.440] - Hee Jihn
そうですね。その、会社がきっと聞きたい質問は、やはりなぜ日本で働きたいんですか、その質問ですね。
[00:19:29.300] - Noriko
そうだよね。そう思う。だって、自分の国でも、そういう、その、自分のスキルを活かせる仕事があるはずなのに、あえて日本っていうのは、どうしてですかってことですよね。
[00:19:40.850] - Hee Jihn
はい。
[00:19:42.590] - Noriko
Hee Jihnさんはどうやって答えてたんですか。それに。いいですか、聞いても。
[00:19:46.730] - Hee Jihn
はい。私の答えは、自分の性格は、あの、日本人に、その、相性がいいと言いました。
[00:20:00.290] - Noriko
あ、面白い答えですね。
[00:20:02.120] - Hee Jihn
はい。
[00:20:02.690] - Noriko
それはどういうことですか。深く聞いて。相性がいい。
[00:20:08.810] - Hee Jihn
ま、その、多分日本人から外国人の方を見ると、なんか外国人が何かとっても、強制的に話しかける、話しかけてきて、そういうタイプのイメージが多い、かな、と。
[00:20:29.740] - Noriko
なんとかね、ちょっと意外と、ま、イメージは積極的で、何か自分、自己アピール、自己アピールをしたい、ね、外国の方。ああ、確かにそんなイメージ、あるかもしれないね。うん。でもHee Jihnさんの性格は、うん。
[00:20:44.170] - Hee Jihn
その逆で、ちょっと、あの、ちょっと話するのは恥ずかしいけど。
[00:20:53.320] - Noriko
そうそう、意外と恥ずかしがり屋なんですよね。
[00:20:55.960] - Hee Jihn
はい、この、温める感覚で、与えることができます、と。
[00:21:02.590] - Noriko
あー、なるほどね。
[00:21:04.390] - Noriko
あ、そうか、じゃあ、うまく日本の会社に溶け込めますよと、
[00:21:08.440] - Hee Jihn
はい、そうですね。
[00:21:09.670] - Noriko
そういうところをアピールしたんだ。
[00:21:12.190] - Hee Jihn
はい。
[00:21:12.610] - Noriko
面白い。そっか、何か、じゃ逆に、ごめんなさいね。ちょっとプライベートな質問になるかもしれないけど、覚えている範囲で。面接で、何か意地悪な、「え、ちょっと難しい、この質問は」っていうのがありましたか。
[00:21:30.910] - Hee Jihn
うん、たぶん意地悪ではないなあ、
[00:21:33.670] - Noriko
え、よかった。うんうん。
[00:21:35.860] - Hee Jihn
えっと、例えば、その、日本で仕事をするのは残業が多いですね、と。
[00:21:46.820] - Noriko
あ、そんなこと言われたんだ。
[00:21:48.000] - Hee Jihn
はい。
[00:21:50.460] - Noriko
あ、それは、本当に日本っぽいね。え、もう、だから、じゃ最初から言われたんだ。「残業が多いですけど、大丈夫」みたいな。
[00:21:57.060] - Hee Jihn
はい、そうですね。何か、試すという・・
[00:22:01.290] - Noriko
そう、試されましたね。じゃあ、Hee Jihnさんはなんて答えたんですか。
[00:22:06.120] - Hee Jihn
あの、ま、その、私は、その、友達が東京にいて、その、いつもその話を聞いていましたので、大丈夫だと思います。
[00:22:20.130] - Noriko
ああ、心の準備はできていると。
[00:22:22.620] - Hee Jihn
はい。
[00:22:24.240] - Noriko
ほー、いいですよね。そうですよね。いや、この質問でさあ、「大丈夫ですか」って言って、「大丈夫じゃないです」と言えないですよね。
[00:22:31.140] - Hee Jihn
そうですね。なんか、当たり前ですけど。
[00:22:35.160] - Noriko
面白いな、ま、そういう質問は本当に面白かった。そっか。じゃ、実際にどうですか。今、何、東京に引っ越して何ヶ月目かな。
[00:22:47.520] - Hee Jihn
1 カ月半ぐらいかな。
[00:22:49.710] - Noriko
あ、まだ 1 カ月半ですか。何か、もう長くなった気がするけどね。うんうん、でもどう?実際に夢がかなって東京に来ました。仕事と東京の生活はどうですか。
[00:23:01.490] - Hee Jihn
いや、最初の1週間は慣れてないというか、なんか切なさを感じますね。
[00:23:11.330] - Noriko
あ、本当に。それは何かカルチャーショックみたいなところ。それともなんか、あ、やっぱりマレーシアが・・・みたいなところ。その切なさっていうのは。
[00:23:20.030] - Hee Jihn
そうですね、なんか、マレーシアは、なんか、帰りたいな、という。
[00:23:25.630] - Noriko
本当に最初はね。ああ、面白いな、でも今、今変わりました。
[00:23:30.830] - Hee Jihn
変わりましたね。
[00:23:31.490] - Noriko
あ、よかったよかった。
[00:23:31.490] - Hee Jihn
今、全然楽しく思います。
[00:23:35.600] - Noriko
ああ、よかった。じゃ毎日楽しく仕事しています。
[00:23:38.850] - Hee Jihn
はい。
[00:23:39.890] - Noriko
残業はあるんですか。
[00:23:42.320] - Hee Jihn
あんまりないですね。
[00:23:43.340] - Noriko
あ、本当に、よかった。あの、でもね、ちょっと前にお話しした時に、やっぱり今コロナが東京でもよくない状況だから、ほとんど家で、リモートワークをしてるっていうことなんだけど。
[00:23:59.120] - Hee Jihn
在宅勤務です。
[00:24:00.330] - Noriko
うん、そうか、じゃあ、あんまり人と関わらないね。
[00:24:08.810] - Hee Jihn
えっと、毎日の報告だけかな。あとは、ちょっと、他の同僚と、その、案件についてのやりとりとか。
[00:24:21.520] - Noriko
ああ、それは直接話すんですか。それともメールとかチャットで。
[00:24:25.720] - Hee Jihn
チャットで話します。
[00:24:27.340] - Noriko
じゃ。最近はチャットで日本語を書くことが多いんだ。
[00:24:31.540] - Hee Jihn
はい、そうですね。
[00:24:33.520] - Noriko
これも参考になるよね。書けなきゃいけない、意外と話す人、得意な人がいるけど、仕事をやっぱりしようと思ったら、書けないといけないよね。
[00:24:42.670] - Hee Jihn
そうですね。 あと、日本企業は、その、Documentが本当に重視するので。
[00:24:53.170] - Noriko
わかる、書いたものでしょ、書類。
[00:24:54.520] - Hee Jihn
そうですね、はい、書類。
[00:24:57.790] - Noriko
だから、報告とかも、何か、いろいろ書くんでしょう、Hee Jihnさん。
[00:25:00.880] - Hee Jihn
そうですね。
[00:25:01.930] - Noriko
お、すごいなあ。じゃ、話すだけじゃなくて書くことも今は毎日やっています。
[00:25:09.310] - Hee Jihn
そうですね。たぶん敬語で。
[00:25:12.970] - Noriko
大丈夫、Hee Jihnさんなら大丈夫です、うわ、面白いです。で、今シェアハウスに住んでるんだよね。
[00:25:20.950] - Hee Jihn
はい、そうです。
[00:25:22.120] - Noriko
そう、それもちょっと面白いなと思って、あの、どうですか。東京のシェアハウスは。
[00:25:29.830] - Hee Jihn
ちょっと悪い点、というのは、部屋が小さいです。
[00:25:35.080] - Noriko
あ、ほんとに、そっか、狭い部屋なんだ。
[00:25:38.470] - Hee Jihn
そうですね。
[00:25:39.200] - Noriko
うん、ワンルームというかね。ちっちゃい、本当に、あの、寝るだけ。でも仕事もしなきゃいけない。
[00:25:44.830] - Hee Jihn
うん、そうですね。でも一人の部屋なので、あまり障害等はないんです。
[00:25:52.870] - Noriko
本当に。じゃ、ちゃんとプライバシーもあるし、で、何か作ろうと思ったらキッチンも行けるし、使えるし。本当に。でも、ほとんど日本人だったかな。このシェアハウスは。他の人。
[00:26:05.770] - Hee Jihn
そうですね、半分以上日本人ですね。
[00:26:09.670] - Noriko
その人たちと話しはしないんですか。
[00:26:13.150] - Hee Jihn
あの、ま、ちょっと挨拶だけですね。
[00:26:17.710] - Noriko
あ、本当、どうやってあいさつするの、朝だったら、やっぱり、おはようございますとか、そんな感じ。
[00:26:22.930] - Hee Jihn
あ、そう、そんな感じですね。
[00:26:25.720] - Noriko
今日は暑いですねとか、わからないけど。いや、私なんか経験がないから、どうやって皆さんコミュニケーション、ま、みなさん若いから、もっとスムーズですよね。大丈夫、大丈夫。はい。なるほどねえ、でも今後は、アパートを借りたりとか、一人暮らし、シェアハウスを出ようとかいう計画があるのかな。
[00:26:45.200] - Hee Jihn
ありますね。もっと広い部屋が欲しいです。
[00:26:50.790] - Noriko
そうだよね、したら、いろいろ買い物して、ものもね、自分のものも増やせるし、じゃ、それは次のステップだね。楽しい。じゃ、あの、これはもう本当にプライベートな質問ですけど、本当に長く勉強して日本に行きたい。日本に日本で働きたいという夢を叶えてしまいました。Hee Jihnさんは私よりも随分本当に若くて、若くして夢を叶えちゃった。じゃあ、次は、次はどうしますか。何か次の目標とか夢があるのかな。
[00:27:27.700] - Hee Jihn
これは。人生の質問になりますね。
[00:27:31.750] - Noriko
そうなんです、そう。これは深い質問です。
[00:27:34.800] - Hee Jihn
はい。 3年前は自分の父は亡くなって、人生の意味という質問を、その、考え始めましたね。で、その、人生は、人は何のために生きているんだと考えながら、自分の生き甲斐を探す時もありましたね。
[00:28:11.930] - Noriko
深いな、そうね、ちょっと悲しい経験だったけど、そういう経験を通して本当に何のために生きているのかとかね。何がしたいのかって考えるようになったってことですよね。
[00:28:24.530] - Hee Jihn
はい。
[00:28:26.300] - Noriko
それでそれで、今はまだそれを探している途中ということかな。
[00:28:33.530] - Hee Jihn
うん、ちょっと、今はやりたいことがあります。
[00:28:37.260] - Noriko
うん、よかった。
[00:28:37.310] - Hee Jihn
それは、あの、人はどうせ死ぬなら、ちゃんと、残せる物を残したいと思って、それは、私にとって、そのものは、やはり物語かなと思って、今はその物語をゲームを通して、その物語を残したいと思って、ゲームの開発の勉強をやっています。
[00:29:18.540] - Noriko
すごい、Hee Jihnさん、本当に、Hee Jihnさんに、私、さっきも言ったようにね、長い間コミュニティのメンバーで、Hee Jihnさんと話すたびに、そういう話が出てくるんですよね。今、これを勉強してるって。で、それが終わったら、じゃあ、今これを勉強、し始めました。やっぱり常に勉強して、でも、それは自分の夢とか目標に繋がってるんですよね。
[00:29:41.190] - Hee Jihn
あ、そうですね。
[00:29:41.190] - Noriko
かっこいい、Hee Jihnさん、応援しています。私はゲームの世界、分からないけど、自分が好きなことで、ゲームで自分のストーリーを残したいってことですよね。
[00:29:52.290] - Hee Jihn
はい。そのストーリーで人々の人生に良い影響を与えたいと思います。
[00:30:00.180] - Noriko
頑張ってください。応援しています。いや、今日は本当に面白いというか、皆さんにインスピレーションになったと思うんですよ。本当に。じゃ、最後にこれはいつも聞いてる質問ですけど、じゃ、たくさん、ね、日本語を勉強している方がいますので、その方に何か励ましのメッセージをHee Jihnさんからお願いします。
[00:30:23.000] - Hee Jihn
はい、実はあらかじめ書いておきました。
[00:30:26.550] - Noriko
いいんですよ、いいんですよ、これはね最後ですから、思う存分話してください。
[00:30:32.490] - Hee Jihn
これは結構重要だと思います。
[00:30:34.800] - Noriko
はい、どうぞ。
[00:30:36.390] - Hee Jihn
はい。えーと、日本語の勉強は競争ではない、マラソンでもない、旅だと思います。その旅はみんなそれぞれ違って、十人十色なので、自分のペースで、自分にとって最もいい勉強方法で進んでください。そして、他の人と比べないでください。どうしても比べたいなら、自分の旅を振り返ってみて、その旅で成長した自分、見た風景、出逢った人たち、きっと美しいと思います。
[00:31:19.500] - Noriko
ありがとうございます。名言が出ました、ね。語学の勉強は旅です。いや、私もそう思いますね。だから私は、本当に、ま、ちょっと、ごめんなさい。個人的な話だけど、Japanese Togetherを始めたのもここにあります。コミュニティ。旅の、教えるって言うんじゃなくて、ちょっとお手伝い。一緒に、一緒に何かその次のステップに進みましょう、のお手伝いをしたい。いや、ありがとう、Hee Jihnさん、本当に感動しました。はい、え、じゃあとりあえず録音はここまでなので、今日は本当に貴重な時間ありがとう。たくさんの人にインスピレーション、与えたと思います。はい、じゃあ、今日はありがとうございました。
[00:32:05.100] - Hee Jihn
はい、ありがとうございました。
[00:32:06.870] - Noriko
じゃあ、またね、Hee Jihnさん。
[00:32:07.290] - Hee Jihn
はい、またね。
[00:32:09.540] - Noriko
はい、失礼します。
[00:32:11.250] - Hee Jihn
はい、失礼します。