19. 化粧、メイクをするべき?
皆さん、こんにちは。日本語の先生のりこです。今日はね、お化粧、メイクについて話していきたいと思います。
皆さん、日本人の女性、可愛い、綺麗な女性が多いですよね。そして、だいたいはみなさん、ま、お化粧をしています。会社に行くとき、ま、大学生でも、大学に行くとき、ほとんどの人がお化粧をしていると思いますね。そして、世代に関わらず、お年寄り、高齢者の女性の方も、けっこうメイクをしている方、多いと思うんですよね。みなさんはどう思いますか?
今日、この話をしてみようと思ったきっかけがあるんです。それはですね。あかね的日本語教室のあかね先生のポッドキャストでも、お化粧について話をしているエピソードがあるんですね。え、あかね先生のYouTubeのチャンネル、もう一つのチャンネルです。日本語の聴解ポッドキャスト「化粧しないと外出できないエピソード17」も合わせて聞いてみてください。私はそのエピソードを聞いて、あ、お化粧について話してみようと思ったんですね。あかね先生、面白いトピックを提供してくれて、ありがとうございます。
え、まず、私自身のことを話しましょう。私がお化粧を始めたのは、やっぱり大学生になってからですね。私の時代は、ま、皆さんご存知のように、私は昭和の時代の人です。もう、本当に今は、おばあさんに近い年齢ですけれども、昭和の時、若い時、うーん、高校生でお化粧するなんてことはなかったかな。ルール、校則も厳しかったし、ま、そのようなことはなかったと思います。今ではね、やっぱり、高校生くらいのティーンエージャーもお化粧していますよね。え、でも、私は大学生になってから、お化粧をし始めたんです。
え、そして、ま、母に教えてもらったかな。母と一緒にデパートでお化粧品を初めて買ったのを覚えていますね。ま、基本的な物だけだと思います。ファンデーションとリップスティックと、うん、ね、それで少しずつお化粧のやり方を覚えていったと思いますね。そして、ま、なんとなくそういう社会観、価値観だったと思うんだけれども、女性は本当に身だしなみとしてお化粧するべきだと思っている人が多かったと思うんですね。
たとえば、私の母、私の母は今でもお化粧をするんです。フルメイクじゃないですよ。日焼け止めをして、薄くファンデーションを塗って、あと、眉毛を描く。眉を描くんですね。私たちの家族はですね、ま、母も、妹も、私も、眉毛が半分ないんですね。うまく説明できないけど。そして、ちょっと長く格好よく見せるために、ペンシルで、眉毛ペンシルで、眉を描く、みたいなことやっていました。で、母は眉毛がないのが恥ずかしいと言って、もう、必ず朝、それをするんですね。どんなに忙しくても、朝起きて、顔を洗って、服を着替えるのと同じように、メイクをするんです。今でもします。母はもう70をすぎたおばあちゃんなんだけれども、今でも、メイクをするんです。それは、やっぱり母の中に、ね、ノーメイクで外に出かけるのが恥ずかしい。ま、身だしなみだ、そう思っているところがあると思うんですよ、ね。
そして、私たち時々Skypeで話をしますね。私はほとんどノーメイクのことが多いんです。でも眉はちょっと描くかな。なんか Instagram でビデオをとるとか、写真を撮る時に、眉を描くようにしていますね、ペンで。でも、お化粧していない私を見てね、母は、「え、お化粧してないの」って言うんですよね。うん、ま、私はもう長く北アイルランドに住んでいて、実はお化粧をしていないことが多いんです。ま、Tescoぐらい、ま、スーパーのTescoぐらいだったら、ノーメイクで行けますね、私は。全然平気です。もう全然こだわりがなくなりました。
でも、たぶん、日本に住んでいたら、違ったと思うんですよね。日本で、地元のスーパーに行く時、たぶんお化粧をしていくと思うんですね。うん、なぜなら、やっぱり、え、ちょっとノーメイク、みなさん、綺麗だから、ね、皆さん小綺麗に、ね、あの、メイクアップしてるから、そこで、メイクアップしていない私を見せたくない。恥ずかしいっていうような考え方になっちゃうと思うんですよ。でも、私は今平気になりました。
じゃあ、私、今ね、北アイルランドの生活で、どんな時に、お化粧をしますか?え、まずは、ちょっといいレストランに行く時、旦那さんとデートするときですね。たとえば、先日レストランに行ってきましたよ。やっぱりおしゃれな服を着て、メイクをしました。その時は、リップもしましたよ。でも、普段はリップはつけていません。
うん、みなさんの国では、どんな考え方がありますか?やっぱりお化粧は身だしなみでしょうか。マナーなんでしょうかね。うーん、日本だとそうなのかな。でも、私は別にメイ クをしない、お化粧をしない、素顔でいるのも悪くないと思いますよ。うん。逆に、北アイルランドには、メイクをしているか、していないかで、その人のことをジャッジしませんから、しない人が多いから、私は楽に生きられるような気がします。今、私はより自分らしく生きているような気がしますね。皆さんの意見を聞かせてください。
そしてね、もう一つ。私は、ま、これも暗い話ですが、中年になってね、顔にたくさんしみがあるんですよ。これは若い時、あんまり日焼け止めを使わなかった、私のせいかもしれないけど、顔にたくさん大きなしみがあるんです。それも、母が言います。「うわ、のりちゃん」母は私のこと、のりちゃんっていうんですけど、「のりちゃん、顔にシミがあるね」「クリーム塗ってるの」・・・いや、クリーム使ってるけどね、一度できたシミは、なくなりませんよ。もう、諦めたんです。諦めました。ま、でももしかしたら、これも日本に住んでいたらね、シミを隠すように努力したかもしれません、ね、顔が、ま、皮膚が、シミがですね、薄くなるようなクリームを使っていたかもしれませんよね。
最後に、もう一つ言わせてください。男性の化粧についてです。ま、私の昭和の時代は、男性がお化粧をするなんてことはなかったと思うんですね。でも今は男性だってお化粧をすると思います。っていうか。女性か男性か、という二つの性別しかないっていう考え方がもう古くなっていると思うんですよね。皆さんどうですか?はい、私はそう思います。だから、男性がお化粧したっていい。男性がアクセサリーをたくさんつけたっていいと思うんですね。
これは、私の旦那さんとちょっと意見が違います。旦那さんはちょっとマッチョな感じの性格で、男性が化粧するなんて、えー、変、気持ち悪い、なんて思っている人なんですね。けんかはしませんよ、ま、個人の自由ですよ。好きなように考えてください。ただ、私は、皆さん、ごめんなさい。また言いますけど、BTSのファンなんですね。いま、BTSが推しでハマってる。BTSのメンバーは、アイドルで、お化粧をします。アクセサリーもつけます。何かいけませんか。かっこいいじゃないですか。素敵じゃないですか。男性がメイクをしてもいい時代だ私は思います。
これをはっきり最後に言って、終わりにしておきたいと思います。ということで、今日はお化粧しないと外出できませんか。私の考えについて話しました。あの、外出してもいいんですよ、皆さん。でも、私は北アイルランドで、のびのびと生活していて、楽に生きてるなって思うんです。はい、以上です。またね。
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