197.リアルな日本語、リアルな体験
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皆さん、こんにちは。日本語の先生のりこです。
リアルな日本語、リアルな体験、ということで今日は話していきます。今年になって、2023年になって、私のプライベートレッスンの生徒さんだったり、Japanese Togetherのコミュニティのメンバーが日本に旅行に行っていますね。短期で行く人もいれば、ちょっと長期で行く人もいます。またこれから夏休みになって、夏、家族で日本に行くよって言う人もたくさんいて、あ〜、いいですね。本当に使った(習った)日本語を試すチャンスですよね。そして、どうしても日本に行けば、いろんなことを目にして、聞いて、100%日本語だらけで。そして、リアルな日本語をどんどん吸収することができるじゃない?それはとっても楽しくて貴重な体験になるはずなんです。
そして、先日は、私の生徒さんが京都で経験した一期一会の話。京都の奇跡ということでね、エピソードを話しました。今日も私の生徒さんの話なんです。この生徒さんは、今東京に住んでいます。住んでいると言ったのは、旅行なんですけれども、ちょっと長期の旅行なんですね、三ヶ月ぐらい。東京にアパートを借りて、住むような旅行スタイルをやっています。で、色々な体験をしているわけですね。はい。
そして、彼女の大好きなものは、相撲なんです。はい。本当にね、相撲に詳しくて、推しの大好きな力士もいるぐらい。東京に行けば、日本に行けば、必ず相撲を見に行くそうなんです。今回も、東京に着いてすぐ試合を見に行ったそうなんですね。大相撲を生で見たそうなんです。生で見る力士は、試合は、とっても迫力があって面白いそうなんですが、そこで隣の席に座っていた日本人女性がとても面白かったと教えてくれたんですね。隣に座っていた日本人女性は、望遠鏡を使って試合を見ていました。そして、自分の推しの格好いい力士さんかな、推しの力士さんが出ている時に望遠鏡を見ながらね、呟いて、ま、呟いていたというか、叫んでいたというか、「わー!格好いい!わー!若い!わー!」この、うまく説明できなかったけど、この、「わー」っていう言い方がとってもリアルで楽しかったと言ったんです。はい。
これが生の日本語じゃない?教科書でこの「わー」って出てくるかな。多分出てこないかもしれないね。こういう時にこの「わー」って出てくるんです。ちょっと感動して。そして、この後ね、この好きな人が出てきた時に、好きなセレブリティーや推しが目の前に出てきた時に使える表現。「わー」。ぜひみなさんも使ってみてください。
はい。そして、この生徒さんの日本語の体験、リアルな旅は続きます。スーパーで洗剤を買いました。アパートに住んでいるから、洗剤を買ったそうですね。アパートで料理をして、そして料理の食器とか、フライパンとか、鍋を洗わなきゃいけないじゃない?で、洗うときに洗剤、食器洗い機の洗剤が必要ですね。その洗剤にステッカー、シールが付いていたんだと思います。このシールには、このように書いてありました。「三大汚れ」。
料理をした時のフライパンとか、鍋の汚れを表現する言い方、「三大汚れ」。これはヌメヌメ、ギトギト、こびりつき。ヌメヌメ、ギトギト、こびりつき。ちょっとこれオノマトペね。ヌメヌメ、ギトギト、イメージできますか?油汚れなんです。オイリー、オイリー、油汚れ。ね。例えば、炒め物とか、唐揚げとかすると、フライパン鍋は油汚れが付いていますね。この油はオイリー、ヌメヌメなんです。ね。そして、油汚れはギトギトなんです。で、焦げた後、鍋にこびりつきが付いて、なかなか汚れが落ちない。しつこいこびりつき。大変なんですよ、これ掃除するのはね。だから、いい洗剤が必要。
はい、このように生徒さんは、商品に付いていたシールを写真に撮って私にシェアしてくれたんです。そして、生徒さんの許可をもらったので、こうやって話しているし、その写真は私のインスタグラムにもシェアしました。このように毎日いろんなところで発見気づきがあるんですね。で、今ね、インターネットの世の中で、SNSもあって、YouTubeもあって、日本に行かなくてもたくさん日本語を触れてイマージョンできるんだけど、でも、日本に行けばやっぱりこういうピンポイントで面白い発見ができるんだよね。だから、お金と時間があれば、やっぱり日本に行って、経験するのはいいことです。たくさんのことを吸収できて、とても楽しい。はい。
だから、みなさん、まあね、忙しくて旅行に行けない人もいるし、お金が足りなくて旅行に行けない人もたくさんいると思いますけれども、ま、いつか本当に日本に行って、いろんな経験をしてもらいたいなと思っています。そしてね、この生徒さんは今週は金継ぎの日本語のコースに行くそうです。面白いね。はい。「金継ぎ」って今とっても流行っているんだよね。知ってますか、金継ぎ?
金継ぎは、日本の伝統的な技術なんです。あの、食器、器を、ま、うっかり落として壊しちゃった、割っちゃったってことあるじゃない?で、割れた時にみなさんどうしますか?すぐに捨てるっていう人もいるかもしれない。例えば、安い食器はそうするかもしれないけど、ちょっと有名な陶器とか、もったいないじゃない?直せるんです、この技術を使ったら。金継ぎ。この生徒さんは、この技術に興味があって、そのコースに申し込んで、今週初めて行く。先生も日本人。他の生徒さんも多分日本人かな、分かりませんけど。ね。こうやって日本語でそういう日本の文化を学ぶコースに行くと言っていました。これもとっても面白いことですね。
これもね、私は本当におすすめします。自分が好きなこと、興味があることを日本語を通して学ぶ。この生徒さんはアートとか、そういう日本の文化的なことにとっても興味があるので、相撲も行って、相撲も日本の文化じゃない?そして隣の人の日本語を聞く。面白いですね。金継ぎも日本の文化で、そして、日本語でそれを学ぶ。はい。とってもいろんなことができると思うんですね。で、例えば私のJapanese Togetherで先日やったのは、料理でした。かおり先生に手伝ってもらって、日本語で日本の料理を学ぶ。はい。これもとってもリアルな日本語が勉強できる一つだと思います。何が言いたかったかというと、このリアルな日本語ってすっごく、すっごく大切なんですね。はい。
で、私は、日本に行けないみなさんのために、はい、この夏のチャレンジを準備しました。この8月と9月に2回に分けてやるんだけれども、Learn Real Japanese with YouTube、ね、私はワークシートを作って、私が選んだ生、リアル動画を通して、リアルな日本語の表現を学ぶというコースです、チャレンジです。まだ募集をしていますので、興味があればリンクからチェックをしてみてください。
それでは、今日はここまでです。またね。