79.米を食べなくなった日本人
皆さんこんにちは、日本語の先生のりこです。
日本人の主食といえば、なんでしょうか。皆さん、主食。お米ですね。白いご飯です。でも今日は白いご飯、お米を食べなくなった日本人、日本人のお米離れについて話したいと思うんですね。
これはとても面白いです。私はイギリスに住んでいて、この現状に気づいていなかったんですが、色々なところで、色々なネットの記事で、米を食べなくなった日本人、米離れという現象が起きている、どうして日本人はお米を食べなくなったんでしょうか。私は白いご飯がまだ大好きなんですけれどね。どういうことなのか。
色々な理由があるそうなんですよ。例えば、最近はダイエットブーム。お米は糖分、糖質が多いですから、炭水化物であるお米をたくさん食べると太ります。太らないために糖質オフダイエットをしよう。なので、お米を食べないという人が増えているとか。高齢化が進むと食が細くなります。たくさん食べられない。だからお米を食べる量も減っているとか。そして食生活の西洋化、和食というイメージね、白いご飯と味噌汁と納豆とおかず、こういうスタイルが減っている。洋食を食べる人が増えている。朝ごはんはもちろんパン、パンを食べる人がほとんどです。わざわざ白いご飯を食べません。ということで、どんどん、どんどんお米を食べなくなっているそうなんですね。うわ、面白いと思ったんですね。
そして、この状況を何とかしようとですね、新潟県が新しいキャンペーンを始めたそうなんですね。これは最近の、三月上旬のNHKNewsEasyに記事があります。タイトルは「遅刻するおむすび少女 新潟県が作った動画が人気」。もう一度、「遅刻するおむすび少女 新潟県が作った動画が人気」。ちょっと最初の部分を読んでみますね。
新型コロナウィルスが広がってから、レストランなどが買う米が少なくなっています。新潟県は米をもっと食べてもらうために遅刻するおむすび少女という動画を作りました。
この動画ね、皆さん調べてみてください。あの、面白い動画なんですけれども、高校生の女の子が学校に遅刻しそうなんですね。で、家で朝ごはんを食べる時間がなかった。急いで学校に向かって走っているんですが、おむすびを口に入れながら走っているんです。ここがポイント、おむすびなんです。漫画などで、アニメなどで、女の子がパンを口に入れて走っている。走りながら学校に行く場面は、たくさん見かけるんです。その時はいつもパン。でもこのパンがおむすびに変わっていて、そのところが面白いということで、この動画が人気になっているそうです。タイトルは遅刻するおむすび少女。
このようにイメージアップといいますか。遅れていても、パンじゃなくておむすび、お米を食べようよ、というメッセージの動画なんですね。ま、そういう面白いキャンペーンをしなきゃお米を食べなくなっているということなんでしょうか。日本人、お米を食べなくなっている。いや、私はちょっと悲しいなと思ったんです。なぜならやっぱり白いご飯が大好きなんですよ。
ただ、朝ごはんはやっぱりパンです。私は子供の時から、あの、昭和の時代に生まれましたけど、ずっと朝ごはんはパンでした。だってパンは簡単だからね。朝ごはんで白いご飯とか、お味噌汁を作るの、めっちゃめんどくさいし、お母さんにとって負担になるんだよね。だから簡単なパンが朝ごはんっていうのはやっぱり定番だけれども、でも夜ご飯では白いご飯が食べたい。そして私の母はですね。お母さんはいつも晩ご飯は白いご飯とお味噌汁がありました。私はね、白いご飯に、あの、ふりかけとか、あと、漬物とか、梅干しとか、そんな感じでよく食べてますね。もちろんおかずも大切です、で、おかずは白いご飯によく合う。ね、そういう感じの和食生活が好きなんです、私は。今でも好き。
だから日本人がどんどん、どんどんお米離れしているのは悲しいニュースだけれども、これは時代の変化か食生活の変化か、大きな波が来ているようなんですね。でも、農家さんは大変ですよ。だってお米が売れない。作ってもお米が売れ残るということが起きているそうなんですね。はい、皆さん今日は日本人のお米離れについて話してみました。じゃあ、またね。
Special Thanks go to Lydia,トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!