88.入院したことがある?
皆さん、こんにちは。日本語の先生のりこです。
今日はですね、私の春のライティングのチャレンジのトピックです。今まで、入院したことがありますか?大怪我をしたことがありますか?というトピックで、参加者の皆さんに作文を書いてもらいました。皆さん、私は、先日のエピソードで話したように、入院したことがあります。はい。日本で一回、イギリスで一回。そのイギリスの入院は、今年の二月のことでした。今はすっかり元気になりましたが、外国で言葉もよくわからない中、入院するのは大変だったという話をシェアしたと思います。
さて、今日最初に紹介する作文は、イタリアの生徒さんですね。このイタリアの生徒さんは、なんと、去年、コロナで、コロナウイルスに感染して、入院をしていたという。いや、本当に無事に回復してよかったんですが、まずその作文を読みたいと思います。行きますよ。
去年の七月に、コロナウイルスにかかってしまい、入院しなければいけませんでした。一週間ぐらいしか入院しませんでしたが、時間は長く感じられました。入院生活中は、ゆっくり過ごしたり、やることもなくなったり、誰とも話せなかったり、というか、暇を持て余していました。時間が過ぎるのを待つ毎日。だけど三日目に、同じ部屋に他の患者さんが入院してきました。そのおばあさんは、ずっと喋りを続けたし、私に何回もお願いをしてきたし、夜中でも話しかけられたし、本当に変なおばあさんだったんです。だから、退屈な時間に戻りたい、と思ってしまいました。でも、その患者さんは、占い師だったので、ちょっと私を怖がらせました。黙ったままお願いを聞きながら、早く退院したいと強く願っていました。
はい。以上です。まあ、うーん、重症じゃなかったのかな、その作文を読む限りね。だから、暇を持て余していた。そんな中、占い師のおばあさんが入院してきたというお話でした。いや、やっぱりね、プライベートルームじゃなくて、他の患者さんとシェアする部屋だと、色々なドラマが起きますね。うん、面白い内容でした。
はい、それでは次は、台湾の生徒さんです。行きます。
今まで入院したことがありますか?はい、あります。今も思い出すと、感謝の気持ちでいっぱいです。毎年高齢の人間ドックで体のある部分が変な変化をしているということが見つかり、お腹を切ってもらいました。腹腔鏡(ふっくうきょう)手術を受けたので、お腹に三つぐらいの小さい穴を開けただけでした。だから、体の回復は普通の手術よりも早かったです。人間ドックのおかげで、結構早く問題が見つかって、解決できました。1ヶ月遅れると命に関わる難病になる恐れがあったので、どう考えても運がよくてありがたいと思っています。
はい。私はこれを読んで、なんでも、病気、早期発見が大切だなと思ったんです。だから、定期検診、健康診断、皆さんやってますか?実は私はやってなかった。やってなかったから、今年の二月ね、手術をすることになったんです。皆さん、手遅れになる前に検査を受けてください。早期発見が本当に大切だという話。うん。
それでは、最後の作文を読みます。この生徒さんは、アメリカ出身だけれども、今東京に住んでいる生徒さんです。それでは行きます。
私は本当に今まで運が良くて、入院も大怪我をしたこともありません。しかし、最近息子に事故があって、本当に心配しました。先日私たちは、3泊4日、沖縄旅行に行きました。最終日前日、私はコンクリート階段で、息子を抱っこしていたとき転んで、息子を落としてしまいました。子供の鼻からすごく血が出て、鼻を骨折したのかと心配しました。沖縄のお医者さんに連れて行きましたが、そこにはX線の設備がなかったので、東京に帰るともう一回お医者さんに行かなければいけませんでした。今子供は大丈夫そうです。のりこ先生は最近ポッドキャストで海外で入院した経験についてちょっと話していました。こんな時、わかりにくい専門用語やら、文章やらで、自分の国にいてもストレスが高くなるものです。海外にいたらもっと困ってしまうでしょう。だから、のりこ先生のそんな経験に本当に共感しました。
という作文でした。皆さん、作文ありがとう。ということで、ライティング・チャレンジ、引き続き、生徒さんのいい、ユニークな作文を紹介していきたいと思います。今日はここまでです。
Special Thanks go to Paul, トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!