90.Netflix「Old Enough」(はじめてのおつかい)

皆さん、こんにちは。日本語の先生のりこです。今日はNetflixで、今大人気、もう見た人も多いかもしれません。私のおすすめの番組「Old Enough」、日本語のタイトルは「はじめてのおつかい」について話していきます。



みなさん、もう見ました。日本人ならね、きっと誰もが知っている、有名な番組なんですが、まずは、私の生徒さんの作文を読みます。聞いてください。この生徒さんは、私の春のライティングチャレンジに参加してくれた生徒さん。東京に住んでいて、彼も最近「はじめてのおつかい」を見たんですね。それでは、読みます。



「最近、妻が残業している間、私は子供の世話をしていました。子供はテレビを見たがっていました。私は普段見せる「きかんしゃトーマス」の代わりに「はじめてのおつかい!」を選んでみました。その時まで聞いたことがありましたが、実際に見たことがありませんでした。見てみると面白かったです。タイトルにあるようにこのリアリティー番組の内容は小さい子供のはじめてのお使いです。例えば、4歳くらいの女の子は一人でコンビニに行って、牛乳を買わなければいけないです。カメラマンは彼女をつけ回します。息子は意外にもその番組に興味を持ちました。私には、ちょっと日本語の練習になったので、一石二鳥でした。その時以来、私が一人でお使いしたら、この番組を考えます。日本語が下手な外国人と小さい子供には共通点があります。一人で簡単な毎日の生活をすることは挑戦になります。安全ですけど、小さな誤解や失敗が多いです。とにかく、今は、ネットフリックスでもこの有名な可愛い番組が見られます。お勧めします。」



という作文でした。上手に内容を説明してありましたね、皆さん、まだの人はぜひ、Netflixで見てみてください。「Old Enough」、はじめてのおつかい、日本ではこういうね、習慣があるんです。小さい子供におつかいに行かせる。おつかいの内容はいろいろなんです。



例えば、「コンビニに行ってきて、ちょっと牛乳を買い忘れたから、卵を買い忘れたから、ちょっと買って来てちょうだい。お母さん今、忙しいの」、と子供に頼むこともあれば、お父さんは、仕事に行った、でも、お弁当を持っていくのを忘れちゃった。そんなお父さんに「お弁当を届けてあげて」というおつかいだってあるかもしれません。「近所の誰々さんの家まで、これを持って行って」という、おつかいだってあります。私も実際子供の時にそういう経験、おつかいをさせられました。はい、全然いやじゃなかったですね。うん、本当にお母さんもお父さんも、「ちょっと飲み物を買ってきて」、「ちょっと近所のどこどこさんのおばさんにこれを渡してきて」、よくありました。



はい、でね、この番組、とても人気な理由があります。Netflixで、人気になった理由があります。一つは短いシリーズなんですね、一つのエピソードが10分以内で見やすいです。見やすいから、集中して、10分ぐらい、たくさんの日本語を聞く、いい勉強になるし、そして、会話はリアルな会話ですね、お母さんと子供、お父さんと子供、親子のリアルな会話を聞くことができます。



さらには、いろいろな日本の文化を知ることができると思います。田舎の田んぼの風景、あと、東京の街の中の風景、お寺におつかいに行く子供の様子、いろいろな子供の、そのおつかいの様子から、日本の風景、文化を知ることができます。この「はじめてのおつかい」が話題になったときに、ある国では、ある親、海外に住んでいる、日本人じゃない親の中には、こんな小さい子供を1人でおつかいに行かせるなんてダメじゃないか、危ないじゃないかという批判の声もあったそうです。



その批判の気持ちもわかります。危ない国だってありますよね、治安が悪い、変な人がいる、変態がいる、交通が危ない、車のね、車がたくさん通って激しい通りは危ない、そんな意見もちろんあります。でも、一人でおつかいにいく。小さい子供が何か、一人で出かけるというのは、日本ではまだまだよくある話だと思うんですね。



皆さん覚えていますか。私はシーズン1のエピソードで、私自身の経験について話しました。私は子供のときね、小学生の時です、7歳、8歳、9歳のころ、夏休み1人で、田舎のおばあちゃん家に電車で旅行に行っていました。乗り継ぎがある、電車の旅、片道二時間ぐらい、私と妹で、2人だけで旅行をする、そんな経験、私はよく子供の時、やっていました。



そして、これもシーズン1のあるエピソードで話しましたが、「可愛い子には旅をさせよ」ということわざもあります。そうなんです。親は過保護になりがちですね、子供を守りたい気持ちはわかるけれども、その過保護な気持ちが子供をダメにすることがあります。ある程度、自由を与えて、色々させた方が経験になるかもしれません。だから、「可愛い子には旅をさせよ」。



うん、私は自分自身子供がいないので、この子育ての気持ち、親が子を思う気持ち、なかなか理解できないけれども、でもさ、過保護ってよくないと思うんですね、本当に、例えば、親がいいと思って、子供のためにしたこと、あとは親がいいと思って、子供にアドバイスすること、子供にこれをしなさい、こういう道がいいよ、これをしなさいっていうことが、子供にとってはベストだとは限りませんよね。



はい、なので、この「はじめてのおつかい」を見て皆さん、色々感じることがあると思います。もし見た人、これから見る人、見た後で、ぜひ、感想を私にシェアしてほしいと思います。



それではさっきの生徒さんの作文に戻るんですが、もう一つコメントを言わせてください。この生徒さんの作文の中で、もう一度その文を読みますが、「日本語が下手な外国人と小さい子供には共通点があります。1人で、簡単な毎日の生活をすることは挑戦になります。安全ですけど、小さな誤解や失敗が多いです」という部分、私はとても共感できました。



私も外国に住んでいる英語が下手な外国人です。本当に時々今でも、小さな誤解とか、失敗、あります。あります。あの、先日話したように、二月入院していた時には、看護師さんと私の間で、たくさんの誤解がありました。本当に。私もこの小さい子供のAdventure、冒険みたいな感じ、ハラハラ、ドキドキ、失敗もある、誤解もある、私の日常生活。外国人として、イギリスに住んでいる私の日常生活の一部だなと思って、この生徒さんの作文の内容、とても共感ができました。



はい、それでは今日は、私が本当におすすめのNetflixの番組、「はじめてのおつかい」について話してみました。皆さん、本当に見てみてください。それでは、またね。


Special Thanks go to Tinh, トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!

Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

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