76. これを聞いているあなたは三日坊主じゃない
皆さんこんにちは、日本語の先生のりこです。
2020年も、もう早いもので4月になりました。もうすぐ5月だよね。本当に早いです。皆さんは2020年、新しい年になった時に今年はこんなことを頑張ろう、こんな新しいことを始めてみようという目標を作りましたか。そしてその目標を今でも続けることができていますか。私はこのポッドキャストのエピソードの中で日本のことわざ、継続は力なりについて話しました。継続は力なりというのは毎日でも少しずつ進めてやっていけば大きな目標を達成することができる。諦めないで少しずつすることが大切なんだよ、続けることが大切なんだよっていう意味だったね。
今日はそれとはまったく違う意味の言葉、三日坊主について話します。三日坊主。坊主っていうのはお寺のお坊さんのことです。三日坊主。この意味はある目標を立てました。そして新しいことを初めて見たけれども三日ぐらいの短い間で、数日で諦めてしまったり、やめてしまったりといった様子を表す言葉です。また、なんでも飽きっぽい、長続きしない人に対しても三日坊主という言葉を使うことができます。
調べてみると、三日坊主、どうしてこういう言葉ができたかというと、やはり、お寺、お坊さんに関係があります。むかし、むかし、お坊さんになるためには修行が必要でした。特別なトレーニングです。修行。お寺のお坊さんの生活は朝が早いね、朝早く起きて掃除をしたり、食べるごはんも本当に少しだけ、シンプルな粗食です。それを毎日続きなければいけないですね。ですからお坊さんになりたいと思って修行を始めた人も、三日で修行をやめてしまう人がいた。そこから、なにか自分が決めたことを始めたけれども長く続かない、そういうことを三日坊主というようになったそうです。
三日と書いてあるけれども、ま、本当に短い期間ですね、短い期間でやめちゃった。これを三日坊主と言います。私の場合は運動とかダイエットですね。いつもいつも、ああ、やせなきゃ、ダイエットしなきゃと思うんだけれども三日坊主ですぐやめてしまうことが多いです。
じゃあ、少し例文を読んでみたいと思います。例えば、私は自分は何を初めても飽きっぽくてすぐ三日坊主になってしまう。あと、じゃあ、そうですね。友達。誰にしよう。たろうさんにしよう。たろうは何度新しいアルバイトを初めてもいつも三日坊主でやめてしまう。
じゃあ。もう1つの例文。日記を書くことにしました。今回は三日坊主にならないように頑張ります。このように三日坊主という言葉を使うことができます。皆さんはどうですか。なにか自分が決めたことを長く続けることができますか。それともこの三日坊主のようにすぐに飽きてしまう。飽きっぽい性格ですか。
ま、私の場合、ものごとによります。さっき話したようにダイエットや運動はすぐに諦めてしまうとか、やめてしまうことが多いんだけれども、例えばこのポッドキャスト今のところ続けることができているし、韓国語の勉強も今月で六か月目なんですけれども、六か月は続けることはできています。
あ、あと、日記もあるね。わたしは韓国語で簡単な日記を書きたいと思って始めたけれども、これは三日も続かなかった。二日でやめましたね。だからこれは三日坊主で終わっちゃったことかなあ。なので、物事によって長く続けられることもあれば途中でやめてしまうこともあります。
はい、それでは、今日は三日坊主という言葉について話しました。おそらくこのエピソードを聞いてくれている皆さんは今日でですね、76エピソードなので、76エピソードを聞けている、聞いてくれているということは、三日坊主じゃありませんね。皆さんはきっと継続は力なりということで、頑張って日本語を勉強しているんだと思います。そんな皆さんを私は今日も応援しています。一緒に頑張りましょう。
はい、それではまた明日。
目標(もくひょう)goal
達成(たっせい)する to achieve
お坊(ぼう)さん Buddhist priest, monk
数日(すうじつ)a few days
飽きっぽい(あきっぽい)fickle, easily bored
修行(しゅぎょう)pursuit of knowledge, learning
粗食(そしょく)simple diet
飽きる(あきる)get tired of, lose interest in
物事(ものごと)things, everything
Special Thanks go to Donna. トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!