154.留学はガクチカになる?

皆さん、こんにちは。日本語の先生のりこです。今日は留学についてちょっと話をしたいですけど、あの、私はね、最近朝日新聞のPodcastを聞いてるんですね。これなかなか面白くて、 N1を目指している皆さんとか、ま、 N1関係なくですね、日本語を長く勉強していて、私のPodcastがちょっと簡単だなって思う人に、ぜひチャレンジとして聞いてもらいたいですね。朝日新聞のPodcast。いろいろなトピックで、ディスカッションをしていて、すごく面白いです。はい、事件のこと、政治のこと、経済のこと、社会問題のこと、色々なトピックで、ね、ディスカションをしていて、面白い。その中の一つに、「留学、憧れと現実、経験者が語り合う」というエピソードがあるんですね。



私は大学を卒業したんですけど、教育学部に入りましたね、で、実は教育学部に入ったからといってね、学校の先生にめちゃくちゃなりたかった訳でもなくて、私は経済的に恵まれてなくて、岡山県の外の、県外の大学に行くのが難しかった。奨学金をもらえるほど優秀でもなくて、で、親と相談して、自宅から通える無難な地元の大学に入学した訳です。はい、で、私が入れそうな学部に入学した。本当にね、とんでもない理由ですよね、夢も、希望もあまりない大学生時代だったんです。これはね、私の、ま、実は自慢できないところですね、私の人生は長い目で見れば悪くないんだけれども、大学時代あまり達成感がなかったかな。



はい、結局ね、卒業して学校の先生になれて、学校の先生、よかったんです。結果的にはよかった。私は教えるということが、実は好きだし、あの、天職というべきか、上手だということがわかって、学校の先生になってよかったなと思ったんだけれども、大学時代ね、ま、何もしてなかったかな。勉強してなかった、本当に、アルバイトをばかりして、授業をサボって、映画館に行ったり、アルバイトで貯めたお金で、海外旅行に行ったりとかね、していた学生だったんだけれでも、留学、中には、留学をしたいという友達もいましたね。で、その友達は留学しましたよ、実際に、一年ぐらいだったかな、大学を休学して、彼女はその時オーストラリアに行っていたかな。



で、その時代ね、私が学生の時に、留学ってとても珍しいことだったんですね。で、留学をしていればですね、ま、英語もある程度できるようになるのかな、そして、就職活動にも有利だと言われていたのが私の時代、私の時代ね。今は、全然違うそうです。という話が、このPodcastのエピソードで聞けます。すごい前置きが長くなったけど。今の大学生が留学した人もしていない人も、留学って意味があるの?就職活動に有利なの?っていう話でディスカッションしているんですね。リアルな大学生の会話が聞ける、この「留学、憧れと現実、経験者が語り合う」というエピソード。



はい、朝日新聞Podcastね、でね、その中に、留学がガクチカになるかどうかというディスカッションがあるんです、ガクチカ、私ね、これを聞いた時にわからなかった。え、なにこれ、ガクチカ?、学生のチカ、なに?調べました。Googleで調べましたね、ガクチカっていうのは学生時代に力を入れたこと、つまり大学生時代に頑張ったこと、それがガクチカ、短くして。



皆さんはもし、もしですね、今大学生で、就職活動をしていて、ね、ガクチカ、学生の時に、あなたが力を入れたことはなんですか。大学時代に頑張ったことはなんですかと聞かれたら、どう答えていました?私ね、そんなこと答えられなかったね。はい、マジで、本当に頑張ったことがないから、ね、なんとか教員採用試験に合格して先生になったけど、ね、就職活動難しかったかもしれないね、私だったら。



でね、この留学がガクチカになるかならないか、で、このディスカションの中では、もう今、ガクチカにはならない時代だという考え方を持った学生さんが多かったですね。つまり、留学は特別なことじゃない。留学するのが普通になってきている。短期でも長期でも留学している人がたくさんいる、今、だから、ただ単に、例えば、「英語留学しました」「英語の学校に行ってみました」は、もう就職活動でアピールできない。そういうことをディスカションして、私は衝撃的だったんです、うわー、日本の若者すごい、大変、すごい、ね、自分の学校の成績もあげて結果も出さなきゃいけないし、なおかつ、ガクチカになるようなこともやっとかないといけないし、で、就職を見据えて、就職活動、将来のことも考えながら、留学先を選ばなきゃいけないし。



そして、今ね、日本の留学、日本の学生で、海外に飛び出したい人は大変です、なぜなら、円安だから、インフレーションだから。海外生活大変ですよ、日本円が弱いから、そういうトピックにもなっていて、今、留学は憧れている人がたくさんいるけど、現実的には、厳しい、大変なんだと。で、そして、実際、留学できたとしても、ね、安心じゃない、そこで何を学んだか、何を学ぶかがすごく大切になるから、頑張ってくださいというエピソードだったんですね。なかなか深いです。今の若者の正直な意見が聞けて、面白いエピソードなんです。



皆さんは留学の経験がありますか。私はなかったね、なかったけど、ま、海外旅行はたくさんしました。はい、ま、でも正直ね、私の旦那さんなんかを見てみれば、彼は留学をした、日本に留学した人ですから、あの、そこで、学んだこと、経験したことは、ものすごいんですね、彼の人生に大きな影響を与えてる。そういうのをみるとね、私はなんで、あの時私の人生の中に留学という選択肢がなかったか。自分の、自分で作ってなかったか。ま、ちょっと後悔しますね。



ま、若い時にやっぱり海外に出て行った方が絶対いいと思うので、年をとってからでも留学できますよ。ただやっぱり若い時と全然感覚とか感じ方が違いますからね。うん、あの、私の旦那さんはね、やっぱり優秀な人だったので、国費留学してるんですね。これはかなり難しいんですよ。あの、彼の出身国のペルーと日本の政府で、今もあるのかどうかわかりませんけど、特別なやりとり、契約がありまして、試験を受けてですね、で、国費留学、奨学金をもらって、はい、そして岡山大学にやってきたんですね。



で、彼はペルーで、医学部を卒業して、実際にお医者さんとしてちょっと働いていて、でも、研究の仕事がしたい、研究でなんか留学したい、で、何が、どこに行こうか、アメリカという選択肢もあったみたいなんだけど、国費留学で、国費留学だったら、自分のお金を出さなくてもいい、親にも負担をかけなくてもいい。試験に合格したんですね、そういうパターンもあるんですよね。



はい、留学、いろんなタイプがあるから、私費留学、自費留学、自分で、自払を切って、または、親のお金で、留学する人もいれば、私の旦那さんのように、奨学金で留学する人もいます。はい、留学、私ね、皆さん、皆さんだったらやっぱり日本に留学したいのかな、わからない、どこで、どんなことを勉強してみたいですか、この、どんなことを勉強してみたいですかということの方が本当に大切なんでしょうね。



はい、ということで、今の若者は大変です。日本の若者、就職活動もしなきゃいけないから、留学、ガクチカになるかどうか悩んでる学生が多いみたいです。という話を今日はしました。皆さん、留学経験がありますか。これから日本に留学しようと思っている人、憧れと現実、いろいろありますね。でも、日本に行って楽しいこと、たくさん経験してほしいと思います。今日は以上です。

Special Thanks go to Tinh, トランスクリプトを作ってくれました。Thank you!

Japanese with Noriko

A fully qualified Japanese teacher and also the creator of the Japanese podcast, LEARN JAPANESE WITH NORIKO.

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